(非)日常
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いててて・・・。ところでなんでこんなところに?」
「男性の悲鳴が聞こえてここまで来たんだよ。そしてら君が倒れてた」
「男の悲鳴?――」とりあえず何があったのかを頭の中でまとめる。
俺は柄の悪い男たちに理不尽に絡まれ、急にゲーセンから連れ出させる。
そして路地裏で毒付きナイフで襲われる。そしてお約束の頭が真っ白――完(死)。
「あれ?でも俺生きてるな・・・」
「何を言っているんだい?生きているよ君は。外傷は特に見受けられないし」
そういわれて俺は自分の体を確認する。確かに傷はない。
つまり俺が気を失ってしまい、無様すぎて見過ごしてくれたのか?
少し目を閉じて考える。しかし何も答えはでない。
目を開きながらとりあえずインデックスにお礼を言う
「ありがと・・・・ぅ・・・」
しかし目の前にいたのはインデックスではなく、結標だった。
「あれ?なんで結標?」
「あんたをテレポートさせたのよ」
「さいですか」周りを見渡すと先ほどとは別の路地裏にいる事に気づく。
「なにか用があって連れてきたのか?」とりあえず要件をうかがう
「あんたが変な奴らに襲われていて、ナイフで刺されるギリギリで助けたのよ」
「結標が助けてくれたのか!」
「気を失って刺される寸前だったんだから。感謝しなさい」
「ありがとう」
「脅しながら少し追いかけて戻ったら別の人と話してたから少し様子をみて、ここにテレポートさせたわ」
「あぁ、今日知り合ったばかりの人なんだ」
「そうなの。それより追い払った連中の一人が小さなわっかみたいなのを持って行ったけど、あんたのだった?」
「え?」俺は土御門からもらい首につけていた、謎の装置がないことに気づく。
「おそらく俺のです・・・」
「取り返さなかったけど」
「そうですか・・・、残念です・・・」
少し沈黙が訪れる。
結標が気を使い口を開いた。
「ないものはない。そう思うしかないでしょ」
結標らしい厳しいお言葉だ。そして言葉を続ける
「明日、私時間があるの。買い物をするから付き合わない?」
「いく!」俺は子供の用に機嫌を急速回復させ跳ね上がった
同日とある時間、とある場所――
「ご苦労だった」男は訪問した者から装置を受け取る
「しっかり能力を使わせてから外したんだろうね」
訪問者はコクリとうなずく
「そうか。低俗な奴らをコントロールして奪う事には少し疑問を感じたが、成功したのなら何よりだ。
ついに我々は世界の大きな流れを変える力を手に入れられるかもしれない。」
訪問者はにやりと笑い拍手をする。
男もにやりと笑い白衣を着た別の者へと装置を手渡した。
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