ガンダムW
1755話
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ーヴァントと呼ぶべき存在だ。凛と同じく、これからも末永くよろしく頼むよ」
凛と綾子がそれぞれに真剣な表情でそう告げる。
そんな2人に対し、レモン、マリュー、コーネリア、スレイ、シェリル、あやか、千鶴、円、美砂、ミナト、エリナの11人もそれぞれ改めて自己紹介していく。
このやり取りによって、凛と綾子はレモン達に受け入れられたし、レモン達もまた凛達に受け入れられたのだろう。
「さて、じゃあこうして凛達との事もはっきりと決まったんだし……それに、私達がアクセルと再会したのも1ヶ月半ぶりだということもあるから、久しぶりに全員でゆっくりとしましょうか。ああ、そうそう。ルリとラピスが戻ってきたら、そっちとも顔合わせをしないといけないわね」
「誰、それ?」
キョトン、といった表情が似合うような感じで凛が呟く。
凛がこんな顔をするのは珍しい。
「あー……そう言えばラピスの事を説明してなかったな」
Fate世界に俺が召喚された時、凛は俺の経験を夢で見た。
だが、それはあくまでもその当時の事であり、Fate世界の後に起きた出来事は当然ながら知らない。
そうである以上、凛がラピスやルリの事を知らなくてもおかしくはなかった。
「このW世界に来る前に俺達が関わった世界がナデシコ世界って言うんだけど……ああ、ちなみにミナトとエリナの出身世界だな。ラピスってのは、俺がその世界で保護した子供だよ。色々と事情のある身の上だから、俺の養子という事にしてある」
「つまりそれって、アクセルは子持ちだったって事? 実の子供ではないにしろ」
「そう言われると、否定出来ないな」
実際に子持ちなのは間違いない。
……父親に対して、母親が10人以上いるという、とんでもない家族ではあるが。
「これからは凛と綾子もラピスやルリと付き合っていく事になるんだから、しっかりと顔合わせはしておいた方がいいでしょ? 幸い、学校が終わったらすぐにこっちの世界に来るって言ってたから」
「いや、別にW世界に来なくても、俺が直接ホワイトスターに戻ればいいだけじゃないか?」
このW世界は丁度今日戦乱が終わったばかりであり、当然のようにまだ混乱が続いている。
そうなれば、ラピスやルリの身に危険が及ぶ可能性というのも十分にあるのだ。
それなら、俺が直接ホワイトスターに行った方がいいと思うんだが……そんな俺の言葉に、マリューが首を横に振る。
「ラピスが少しでも早くアクセルに会いたいと思っているし、何より未知の世界に興味を持っているのよ。……あのラピスが我が儘を言うのは珍しいんだから、少しくらい聞いて上げてもいいんじゃない?」
「それは……」
マリューの言いたい事も分かる。
基本的にラピスは、受動的な感じの性格をして
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