ガンダムW
1755話
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かは凛の名前を呼びながら、半ば叫ぶようにしてそう尋ねる。
毎晩のように全員でそういう光景を見せており……それこそ、自分の身体にはこの場にいる凛と綾子以外全員の指と唇が触れていない場所は全くないという状況であっても、やはりと言うべきか、話は聞いていても初めて会う相手にそれを知られているというのは恥ずかしいらしい。
だが、そんなあやかの様子に凛は笑みを浮かべて頷く。
「ええ。それこそ毎晩のように全員のベッドシーンをこれでもかってくらいにアクセルには見せつけられたわよ? ……まぁ、その……多人数でってのは、幸か不幸かなかったけど」
そこは凛も口に出すのが恥ずかしかったのか、薄らと頬を赤くしている。
「ふふっ、そのうち凛も慣れるわよ。そもそも……」
笑みを浮かべたシェリルが、そこで一旦言葉を切ってから綾子に視線を向ける。
そんなシェリルの視線を見れば、何を言いたいのかは一目瞭然だった。
そして視線を向けられた綾子も、身に覚えがあるだけに当然シェリルの言葉を止めようとする。
「ちょっ!」
「凛と綾子だって、どうせ2人一緒にアクセルに抱かれてるんでしょ?」
かーっと。
そう表現するくらいの勢いで凛と綾子の顔は赤く染まる。
さっきのあやかもそうだったが、やはり普段から行われ……それこそいつものメンバーであれば慣れている複数人での行為であっても、そのメンバー以外がいる前で口に出されるというのは恥ずかしいものがあるのだろう。
「お前達の気持ちも分かるが、アクセルと付き合っていく……ハーレムメンバーに入るというのであれば、それは慣れた方がいい。そもそも、アクセルの性欲の強さを考えれば、1人や2人で相手をするというのは半ば自殺行為に近いのだからな」
コーネリアの言葉に、他の面々も真面目な表情で頷く。
凛と綾子はそんなコーネリア達の姿を見て、顔を赤くしながら俺の方を見る。
……そっと視線を逸らす俺。
「永遠にアクセル君と一緒にいたいと、本当にそう思うのであれば、自分の思いだけを気にするのでは駄目よ?」
千鶴らしい包容力のある台詞……と言ってもいいのかどうか分からないが、母性的な笑みを浮かべ、そう告げる。
……母性的という意味ではマリューと似てるんだが、そのマリューとはまた違った……より強い女らしさを持つ母性なんだよな。
黒い下着とガーターベルトとか。
ともあれ、千鶴のその言葉は凛に何らかの衝撃を与えたらしい。
真剣な表情で、じっと千鶴を含めてその場にいる者達を見る。
そうして一瞥すると、やがて小さく息を吐き、その左手の魔術刻印を起動させる。
「私は魔術師の遠坂凛。……これから永い付き合いになると思うけど、よろしくお願いするわ」
「あたしは美綴綾子。半サ
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