ガンダムW
1755話
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らそんなに経っていないのね」
「そうね。あたしと同じ世界、ナデシコ世界の出身だけど、自分の気持ちに気が付くのが遅れたから、アクセルに抱かれたのは……最初の一度以外だと、それこそこのW世界に来る前の夜だったし」
「ちょっ、ミナト! あんた一体何を!」
「別にいいでしょ? ここにいるのは全員がアクセルとそういう関係にある人だけなんだから。……もっとも、エリナはアクセルに抱かれる前にも一緒にお風呂に入っていたようだけど」
「っ!?」
ミナトの言葉がクリティカルヒットとなったのか、エリナは頬だけではなく顔全体……それこそ耳の先端まで赤く染めて俯き、黙り込む。
「ミナト、あまりエリナを苛めるなよ」
「だって、エリナってば生真面目なせいかからかいやすいんだもん」
「あ、分かる分かる。円とかもそうよね」
「ちょっ、美砂!? 何でいきなり私を売るの!」
「あらあら、ウフフ」
「生真面目という点では、コーネリアや……マリューもそうよね」
何故か急にそんな感じで話が盛り上がるのは……まぁ、レモン達らしいコミュニケーションと言えば、そうなの……か?
聞いてる方としては、何と話に入っていけばいいのか迷うが。
いや、ここは女同士で話をさせておいた方がいいのか?
……そんな風に思っていたのは、話題がFate世界での話になるまでだったが。
「それで、マスターとサーヴァントってのは魔力によって繋がってるのよ。その関係で、夜になると相手の記憶が、夢という形で流れてくることがあるんだけど……」
そこで言葉を止めた凛は、小さく笑みを浮かべながらレモン達に視線を向ける。
「それ以上言わなくていいわ。凛のその顔でどんな場面を見たのかは、大体予想出来るから」
レモンが俺に呆れの混ざった視線を向けてくるが、記憶が夢として流れてるんだから
別に俺が悪い訳じゃないと思うんだが。
にしても、凛には俺の記憶が流れてたみたいだが、俺には流れてこなかったのは……どういう訳だ?
勿論俺の場合は正式なサーヴァントという訳ではなかった。
それこそ、イレギュラー中のイレギュラーと言ってもいい。
本来ならセイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、バーサーカー、アサシン、キャスターという7つのクラスで行われる聖杯戦争だが、俺はそのいずれでもないイレギュラークラスのアークエネミー。
凛もサーヴァントの召喚を失敗したという話だし、魔力のラインが正常に繋がっていなくてもおかしくはない。
「ふふっ、そんな訳で、私と綾子はレモン達と会う前からその名前も顔も……ああいう時にどんな反応をするのかも、大体分かってたのよ」
「……ちょっと、凛さん。それは本当ですの!?」
いつの間にか、もう全員の自己紹介は済んでいたのだろう。あや
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