暁 〜小説投稿サイト〜
グランドソード〜巨剣使いの青年〜
最終章
1節―超常決戦―
天に在り闇を宿す
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ら熾天使さえ超えた天使になった”じゃないんだな。“お前の力を封じる為に熾天使さえ超えた天使に閉じ込められた”のか」

 あくまで“天使の冠位”はルシファーにとって枷でしかない。
 醜い本性を隠す為に容姿が美しくなったと同じように、魔に染まった力を封印する為に高い天の位を授けられた。
 それが、『堕ちていく天使(ダテンシ)』ルシファーの正体。

 ソウヤの言葉に、ルシファーは6枚のどす黒い翼と6枚の黄金の翼を広げることで答える。
 その表情は獰猛な笑みで満ち満ちていた。

「今から君に見せるのは、神話の至った場所だ」
「――――」

 黄金の光を宿しながら、暗黒の闇に染まった天使。
 天使の極致に至りながら、力は全て魔を宿す天使。
 光と闇、その両極端を持つ彼は自身の力をこう呼んだ――

「――“天よ、最果てに堕ちろ(ラグナロク)”」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ