〜チマメ隊〜 ことの始まりは
第2羽 以心伝心じゃなかったんですか!?
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チノの部屋(だったはずのところ)に突如現れた迷路。
追ってくるお化けから逃げるために迷路を進んでいく3人。
先頭に立つのはもちろんマヤである。
「ねえマヤちゃん、ほんとにこっちでいいの?なんか行き止まりばっかりだよ?」
「大丈夫だよ!こーゆー迷路はどっちかの壁に沿って進んだらそのうち絶対ゴールに着くんだってアニキが言ってた!」
自信満々で進んでいくマヤ。進んでいくうち、一段と細いところから迷路のものとは違う明かりが見えてくる。
「出口だ!」「マヤさんの言ったとおりです!」
出口に向かって走り出す3人。しかし、3人と出口の間にあった横道から大きな音がしてー
出てきたのは、まだ3人をしつこく追いかけていた青いお化けだった。
「「「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」
慌てて横道に入り、逃げる3人。青いお化けは追いかけてきては壁にぶつかっている。あのお化けがぶつかっても微動だにしない壁の強度はかなりのものなのだろう。
「私が囮になるからお化けが行ったら2人は出口に向かって!」
そう言って2人を横道に押し込むマヤ。1人だけまっすぐ走っていったマヤに青いお化けは付いていく。
「どうしましょう、マヤちゃんが…」
2人が躊躇していると、何かが走って戻ってくる音がする。それは言うまでもなく、上手く方向転換して逃げてくるマヤであった。
「ちょ、2人ともなんで出口行ってないの!?」
「マヤちゃんを置いて行けないよ〜」
「無事でなによりです!」
「そーゆーのは後でいいからとりあえず逃げろー!」
自分より足の遅い2人を先に逃がそうというマヤの考えは失敗に終わり、特にチノとメグは追いつかれそうになりながらもなんとか出口まで逃げ切るのだった。
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