暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1754話
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るから、こっちも後で渡すな」
「まぁ、そうね。ないよりはあった方がいいわね」

 あまり気が進んでいないのは、ガンダニュウム合金のインパクトがそれだけ大きかった為か。
 それ以外にも、シャドウミラーも巨大建造物に関する技術は決して低くないというのがあるんだろうが。
 何しろ、シャドウミラーはニヴルヘイムという機動要塞が存在する。
 それこそバルジやピースミリオンより巨大なそれは、ギアス世界のダモクレスから得たノウハウを元にして、シャドウミラー独自の技術で様々な改良を施された代物だ。
 特に大きいのは、量産型のシステムXNを搭載しているのでいつでも宇宙に転移出来、更には宇宙でも普通に運用出来るといったところか。

「そうね。参考にはなるでしょうから、あった方がいいというレモンの意見に同意するわ」

 レモンの言葉に、マリューがそう告げる。
 ……意外な事に、技術的な事にはあまり興味がないだろうシェリルや円、美砂といった面々までもが、何故か俺の話すこのW世界の技術についての話を興味深そうに聞いていた。
 何でだ?
 いやまぁ、喜んで貰えるのならそれはそれでいいけど。

「他には? 何かないの?」
「そうだな、……最初にシャドウミラーが戦場に乱入した時に俺が乗っていた機体があるだろ?」
「ああ、アクセル君には似合わないような、天使の羽根を持った機体」

 美砂のどこか笑みを含んだ言葉だったが、それに言い返すことは出来ない。
 実際、自分でも似合っていないというのはわかっているのだから。

「まぁ、そうだな。で、あの機体にはゼロシステムってシステムがあるけど……パイロットが暴走する可能性があるし、精神的な消耗も大きいからお薦めしない。ああ、それとエピオンって機体はそのまま入手してあるから、そっちは少し興味深いんじゃないか?」
「あら、随分盛り上がってるわね」

 扉が開くと同時にそう告げたのは、当然のようにこの場にいない俺の恋人の1人……凛だった。
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