ガンダムW
1754話
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イブを提供する訳にもいかないだろ?」
「そうでしょうね。……結構文明が進んでいる世界だと思ってたんだけど……ねぇ、アクセル。この世界特有の技術とか物質とか、そういうのは?」
そんなレモンの言葉には、マリューも反応していた。
技術班の1人として、その辺りの事情はどうしても気になるのだろう。
まぁ、話を誤魔化せるのなら、それはそれで構わないけど。
「そうだな。まず、この世界で最も重要な素材としては、ガンダニュウム合金がある」
そう告げ、ガンダニュウム合金の説明をする。
もっとも、俺が分かるガンダニュウム合金の情報というのは、あくまでも一般的な物だ。
それこそ、科学者、技術者、研究者……そういう者達が知りたいような、詳細な情報というのは持ってない。
だがそれだけの情報であっても、レモンやマリューの興味を惹くには十分だったのだろう。
いや、それどころかコーネリアやスレイといった実働班の面々までもが興味深そうにしている。
……まぁ、これまでシャドウミラーが使ってきた素材に比べて圧倒的な軽量性を持ち、それでいて高い防御力とビームの威力を強化するという特性も持つ。
特にシャドウミラーの場合は基本的にビーム兵器と重力波砲の類が主力である以上、ガンダニュウム合金は非常に重要な意味を持つ。
唯一の難点は、そのコストの高さか。
だが、シャドウミラーであれば、そのコストの高さというのはどうとでも解消出来る。
それこそ必要な物資の類をこちらで用意するといった真似は容易に出来るだろうし、W世界との取引で得た資金をそのまま全てそちらに詰め込んでもいい。
もっとも、そのガンダニュウム合金の簡易量産版ともいえるネオ・チタニュウム合金とかがそのうち開発されるんだろうが。
ただ、こっちはガンダニュウム合金の下位互換なんだよな。
勿論それだけに、コストという一点では圧倒的に上なのだが。
「まぁ、ガンダニュウム合金はある程度確保してあるから、その辺は後で渡すよ」
本来ならもっと大量にあったのだが、HLVに使ってしまったからな。
……まぁ、最悪HLVを潰してガンダニュウム合金を取り出すという手段はあるのだが。
多少勿体ないような気もするが、ホワイトスターと行き来が可能になった以上、ぶっちゃけ、あってもあまり意味がないんだよな。
それならHLVを潰してシャドウミラーで有効に活用した方がマシだろう。
「……そう。まぁ、このW世界との間でも貿易は行われるのだろうし、その際に最重要指定をした方がいいかもしれないわね。それで、他には何があるの?」
「そうだな、このピースミリオンやバルジという宇宙要塞があるのを考えると、巨大建造物に関する技術は高いと思う。ああ、そうそう。そのバルジもこっちで入手してあ
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