暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1754話
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っている現在では、ちょっとな。
 そんな訳で取りあえずブリーフィングルームに到着すると、そこでブリッジに通信を入れる。

「凛、ちょっといいか」
『あら、アクセル。ピースミリオンに戻ってきたのに、私に声を掛けるのが遅いんじゃないの? それとも、一緒に来た美人達に構ってて、私に声を掛ける暇はなかったのかしら?』

 どうやら、既に俺が到着していた事には気が付いていたらしい。
 いや、ミラージュコロイドやASRSを使って近付いてきた訳じゃないんだから、俺が近付いているのに気が付かない訳がないだろうけど。
 だが同時に、俺がレモン達を連れてきたという事にも気が付いていたのは驚いた。
 もっとも、格納庫でああも堂々と姿を見せた以上、ブリッジに連絡がいかない訳がないのだろうが。
 その上、ヒルデが地上の様子を確認出来ていたんだから、当然のように凛だって地上の様子を理解しているだろう。
 いや、ブリッジにいたのを考えれば、ヒルデ以上に詳しい情報を入手していてもおかしくはない。
 サリィ辺りから連絡が入ってきている可能性もあるし。

「そうだな。その辺りの事情も話したいから、ブリーフィングルームに来てくれないか? 第4ブリーフィングルームだ」

 ピースミリオンはバルジやリーブラと同等の大きさを持つ。
 おまけに戦闘力よりも居住関係を重視している艦である以上、ブリーフィングルームの類も何部屋もある。
 そんな中で、俺が言った第4ブリーフィングルームというのは、あまり人の来ない場所にある部屋だった。
 バルジやリーブラと同等の大きさを持つピースミリオンだが、それに乗り込んでいる人数という点で考えれば、圧倒的に少ない。
 そうである以上、どうしても人の少ない場所、来ない場所、通らない場所……といった場所が存在する。

『ふーん。……そうね。分かったわ。すぐに行くから待ってなさい』

 そう告げ、映像モニタが消える。

「声だけしか聞いてないけど、やっぱり気が強そうな子ね」

 映像モニタに映らない場所にいたレモンが、笑みと共に呟く。
 こっちをからかっていたりする訳ではなく、純粋に感心したといった様子の声だ。

「そうだな。気が強いのは間違いない。……別にそこを好きになったって訳じゃないからな?」

 ゲートの前で話していた事を思い出し、そう告げる。

「分かってるわよ。そういう事にしておきましょう。……それより、この艦はピースミリオンとか言ったかしら。何でさっきの戦いに参加してなかったの?」
「いや、この艦は宇宙でしか活動出来ないから」
「あら、そうなの? 随分と使いにくいわね」
「……テスラ・ドライブがあれば、話は別だったんだろうけどな。まさか、ニーズヘッグやサラマンダー、ミロンガ改のテスラ・ドラ
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