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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic40新暦76年:機動六課、解散〜See you again〜
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アニマル型デバイスが開発ラインに乗ったって」

すずかちゃんが数年も前から開発してた動物型(犬と猫、あと兎の3タイプ)のインテリジェントデバイス。プライソン戦役によって民間人からも被害者が少なからず出てしまった。死亡や負傷の原因は、崩れた瓦礫などによるものが多かった。防御魔法を使える人が側に居てくれたら・・・。けど民間の魔導師は少ない。だからすずかちゃんは開発した。魔導師に頼らずとも防御魔法を使える自立型デバイスを。

「一般家庭でも購入できるように、ずっと低コストでハイスペックなデバイスを開発しようって頑張ってたからね」

「バリアだけじゃなくて、護身用のスタンバレットも撃てるようになってるんだろ? 少しでもこういった事件や事故、災害で犠牲者が減ってくれることを願うぜ」

「ホンマやね。すずかちゃんの夢、叶ってくれるとええな」

みんながそれぞれの夢を追って、少しずつ叶えて行ってる。私だって負けていられない。私の技術を多くの魔導師に伝えて、どんな苦難の中でも無事に帰って来てもらえるようにしたい。

「はやては、しばらく部隊指揮はやらないんだったか?」

「あー、うん。今回の一件で、やっぱり自分の力不足を思い知ってな〜」

「ですがはやてちゃん。指揮官としてはやてちゃんを引き取りたいっていう申し出が、これでもかってくらいに届いてるですよ」

リインがそう言ってモニターを展開する。内容は表示されてないけど、はやてちゃんを受け入れたい部署から届いてるメール件数は軽く30件はいってるみたい。

「ん〜。そうなんやけどな。やっぱり自分の部隊は持ちたいって考えはまだあるよ。でも私にはまだ早かったって感じかなぁ。そやから、特捜捜査官を続けながら小規模指揮や部隊立ち上げの協力をしてみようって思う」

「それがはやての決めたことなら、俺たち八神家は応援するよ」

「もちろん、チーム海鳴の幼馴染として親友として、私たちも協力するよ!」

「ルシル君、なのはちゃん、おおきにな♪」

「そして最後に・・・」

私たちの視線がアインスさんの方へ向けられる。アインスさんは私たちの中で唯一、制服じゃなくて、裾の長い灰色のセーターと黒のタイツといった格好だ。アインスさんが復活してから4ヵ月。アインスさんは民間人ということで六課の仕事はなに1つ出来ないけど、アイナさんを始めとした寮母さん達が忙しい時、ヴィヴィオやフォルセティの世話をザフィーラと一緒にしてくれた。

「私かい? ルシルのおかげでこの身はかつてと同じ、いやそれ以上に強化されている。ユニゾンはもちろん、Sランク相手の個人戦も行えるからね」

アインスさんが自分の両手を顔の前に持って来てグッパグッパと開閉を繰り返した。実際にアインスさんと1対1で模擬戦した私たちみ
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