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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic40新暦76年:機動六課、解散〜See you again〜
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なんだよ」ってヴィータちゃんが訊き返したら、「なんと、たったの1年で准将から少将へ昇進だ」ってとんでもない答えが返って来た。でもあくまで階級の昇進は調査官としてで、本来の武装隊基準における一尉からの昇進はなかったみたい。

「まぁ、三佐になったとしても部隊を率いるつもりなんて初めからないからな〜。特捜課と調査課の両方に籍を置きながら、最期まで一尉のままでいるつもりだよ。これくらいがちょうどいい責任だ」

「そう言えば、なのはも一尉のままでいるって決めたんだよね?」

「あ、うん。私にも三佐への昇進話があったけど、断っちゃった」

断った理由は、教導隊として現場に残り続けたいからだ。佐官になっても現場でバリバリ戦う局員も居るけど、私はそこまで偉くなるつもりはないし。今の一等空尉のままで十分だって考えてる。ってことをみんなに伝えと、私らしいって笑った。

「そうだ、ヴィータちゃん。あの話、ちゃんと考えてくれてる?」

ちょうど良い機会だし、改めてあの話をヴィータちゃんに振る。ヴィータちゃんを教導隊に入隊してみないかって、誘ってみたんだよね。1回目の提案の時、教導官はガラじゃないとか、私と六課解散後も一緒は気持ち悪いだとか、かな〜り傷ついちゃうようなことも言われたけど、考えておくって検討はしてくれるって、約束はしてくれたし。

「んあ〜・・・。ああ、うん。まぁ・・・。やるわ、教導官」

ヴィータちゃんは頬を指で掻きながら、私の提案を受けてくれた。私が「やったー!」って喜ぶと、みんなが「おお!」って拍手してくれた。ヴィータちゃんの実力は本局内で有名だし、教導隊入りもスムーズに済むと思う。

「シグナムは首都防衛隊に戻るですよね」

「ああ。アギトも出所したら局入りを果たすからな。共に職務に就くつもりだ」

「そう言えば、アリサちゃんも首都防衛隊に転属することになったみたいだよ」

ちょっと前にアリサちゃんから連絡が来た。プライソン戦役で首都防衛隊から怪我などの事情で除隊せざるを得ない隊員たちが多く出た。だから地上本部は今、魔導師ランクを問わずに、ミッドの各陸士隊から転属希望を募るなどで戦闘魔導師を補充してる。アリサちゃんには、防衛隊の隊長さん数名が108部隊の隊舎まで直々にやって来て、転属してくれるようにお願いしたみたい。

――ま、ギンガ達と一緒に捜査するっていうのも楽しかったけどさ。頭を下げられてまでお願いされたら断れないでしょ。シグナムも居るって言うんだから、所属部隊は違えど会う機会は増えるでしょ――

アリサちゃんはシグナムさんとはライバルって関係だから、同じ職場で働けることが嬉しいみたい。シグナムさんも「今から楽しみだ」ってほくそ笑んだ。

「すずかはちょっと前にニュースになってたよね。AI搭載の
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