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Eipic40新暦76年:機動六課、解散〜See you again〜
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†††Sideフェイト†††

設立から1年と経った今日、はやての思い描いた夢への足掛かりとなった機動六課も、とうとう解散の日を迎えた。私たち隊長陣、というよりはチーム海鳴は朝早く、はやてやルシルの居る部隊長室に集まった。

「みんな、1年間ホンマにお疲れ様やった」

ソファにははやて、リイン、シグナム、ヴィータ、シャマル、アイリ、そして私、なのは、アリシアの順で座って、床に狼形態のザフィーラがお座りしている。そして調査官のルシルは自分のデスクに着いていて、側には10年前に天に召されて、去年のクリスマス・12月25日に復活した初代リインフォース――アインスが控えている。

(オリジナルのアインスの魂を、エインヘリヤルだったアインスと融合させて、ルシルの使い魔としてじゃなく独立した命に昇華させた・・・とかなんとか)

詳しい話はよく判らないけど、アインスとまた同じ時間を過ごせるようになったことは確かだ。今はそれだけが判っていれば良い、うん。

「なんか、あっと言う間の1年間だったね〜」

「つうか、まだ足りないよな。スバル達はまだまだ伸びるっつうのにさ」

フォワードの教導を任されてたなのはとヴィータが、エリオ達への訓練も終わってしまうことを残念がった。そんな2人にアリシアが「でもさ、エリオ達も幸せ者だよ〜♪」って言った。

「確かにな。なのはや教導隊が行う教導期間は、短期で言えば数日から1週間、長くても1ヵ月ほどと言うではないか。それがみっちり1年だからな」

「ですね〜。それに怪我をしても優秀な医療班が居たですし♪」

「まあね! チーム海鳴とその仲間たちの治癒は〜♪」

「シャマルとアイリちゃんにお任せですっ♪」

隣同士に座ってるシャマル先生とアイリがハイタッチをした。なのはとヴィータの教導って結構大変だから、これまた生傷が絶えない。でもシャマル先生たち優秀な医療スタッフが居てくれたからこそ、あの子たちは今日まで大きな怪我もなくしっかりやって来られた。本当に感謝している。

「なのは達が教え伝えた技と心構えがあれば、あの子たちはこれからの進路を堂々と歩いて行けるだろう」

会話に参加して来たルシルに、「そうだね。この1年で、見違えるほどに逞しくなったから」って私は同意した。

「フェイトちゃんやアリシアちゃんとしては、エリオとキャロは学校に行かせたかったんとちゃう?」

「え? あー、うん。そうだね。どれだけ逞しくなってもエリオとキャロはまだまだこどもだから・・・」

「わたし達みたいに友達をたくさん作ってとか、たくさんの知識を得られるとか、学校でしか得られない経験もあるしさ。でも・・・」

「エリオとキャロが選んだ道だから、私とアリシアは2人の意志を尊重することにしたの」

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