ガンダムW
1753話
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……マブラヴ世界と門世界では恋人を作ってないぞ!」
「ふーん……まぁ、そうね。門世界の方はそうでしょうけど……マブラヴ世界の方は、色々と怪しい相手がいるでしょう?」
「それに門世界も、超自然現象で向こうと繋がっていた門が閉じたから恋人が出来なかったけど、もう少し長ければどうだったのかしら? ほら、あの滅亡した帝国の皇女がアクセルに言い寄ってたみたいだし」
レモンの言葉にマリューが笑みを浮かべながらそう告げる。
「い、いや。ピニャは別に俺に好意を抱いているとかそういう事はなかったぞ。寧ろあの女は、少しでも自分達の国をどうにかする為の手段として色仕掛けをしてきただけだ」
「それでも、ピニャ皇女は中々にアクセルの好みだったでしょ? 胸も大きかったし、気が強かったし」
「……俺の好みを誤解していないか? いや、胸の大きさはともかくとして。別に俺は気の強い相手が好みって訳じゃないぞ? 自立している女に魅力を感じるのは確かだけど」
そもそも、気が強いという意味では、マリューや千鶴は当て嵌まらない。
もちろん芯が強いという意味では当て嵌まるが……
「まぁ、そっちはともかくとして……マブラヴ世界の方はどうなのだ? 私から見ても、レモンと仲のいい夕呼や、日本帝国がアクセルとくっつけようとしている恭子とはそれなりに仲がいいように思えるが」
「それは……」
コーネリアの言葉に、思わずといった様子で言葉に詰まる。
実際ピニャはともかくとして、夕呼や恭子に魅力を感じていないかと言えば、答えは否なのだから。
「ラピスちゃんも霞ちゃんとは仲がいいみたいだし、結構いい感じじゃないの?」
美砂のからかうような言葉。
「そう言えば、ラピスはどうしてるんだ?」
「今日は学校よ。ほら、学校に行くって言ってたでしょ? 結局オーブの学校に決まったのよ。ルリもオーブの学校に通ってるわ。……本人達は一緒に来たがったんだけど」
そう告げるレモンの言葉を聞き、この場に養女のラピスがいない事に、俺は安堵すればいいのか、がっかりすればいいのか……どことなく微妙な気分を味わうのだった。
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