ガンダムW
1753話
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尋ねた瞬間、数秒前までは顔を赤くして俯いていたとは思えない程、即座に断言する。
「あたしは、アクセルと一緒にいる。それはこの世界に入ってから決めていた事だ。その為に、家族も友人も捨ててこの世界に来た。……正確にはこの世界に来たのは半ば事故のようなものだったが、そういう心構えだったのは間違いない」
「ふふっ、いい目をしてるわね」
視線を逸らさず、真っ直ぐに自分を見てそう告げてくる綾子に、レモンは艶然とした笑みを浮かべ、嬉しそうに告げる。
そんなレモンの言葉に、改めて綾子が何かを言おうとした時、その機先を制するような形でレモンが口を開く。
「それなら、自信を持ちなさい。貴方はアクセルに選ばれたのよ。そしてアクセルを選んだ。そうでしょう? なら、ハーレムメンバーだと見られるのは光栄に思える筈よ。それに……」
一旦言葉を切ると、一瞬前まで真面目に話していたのが嘘のように、悪戯っぽく笑いながら言葉を継げる。
「アクセルを一度知ったら、もう他の男に抱かれようとは思わないし、思えないわよ?」
「そ、それは……」
レモンの言いたい事が何か分かったのか、綾子の顔は再び真っ赤に染まる。
「ふふっ、戦闘技術とか操縦技術とかそういうのも高いけど、アクセルの場合夜の技術の方がもっと高いんじゃないかしら?」
「底なしだしね」
「うむ。私達が全員体力の限界まで責められるからな」
マリューとコーネリアの話を聞き、綾子の顔は更に赤く染まる。
「とにかく、綾子はアクセルと一緒に来ると。……じゃあ、もう1人にもこれからどうするかを聞きに行きましょうか」
「凛は間違いなく、あたしと同じ結論を出すと思うけどな」
「それならそれでいいわよ。……綾子だったわよね? 綾子が経験したと思うけど、アクセルは他の世界に行っては女を作って戻ってくるのよ。このW世界ではそういう事もないようだけど、これは非常に珍しい事なの」
そんなレモンの言葉に、他の恋人達も頷いている。
俺はと言えば、そう言われても何も言い訳を口にする事は出来ない。
実際、これまでの世界では何だかんだと言って多くの恋人達を連れてきているのだから。
俺が育ったOGs世界ではレモン、スレイ。
ギアス世界ではコーネリア。
SEED世界ではマリュー。
ネギま世界では、あやか、千鶴、円、美砂。
マクロス世界ではシェリル。
ナデシコ世界ではミナトとエリナ。
……うん?
「異議あり! 異議ありだ、議長」
「却下よ」
俺の異議ありの声に、レモンはあっさりとそう告げてくる。
「いや、少しはこっちの意見も聞いてくれ」
「……仕方ないわね。で、何かしら?」
「確かに俺は色々な世界に行く度に恋人を作ってきた。それは認める。けど
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