ガンダムW
1753話
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報告書とかに書いたりしたのか!?」
エリナの話を聞いていた綾子が焦った様子で叫ぶ。
「安心しろ……って言い方もちょっとどうかと思うけど、そういう関係になったという報告書を読めるのは、ここにいる俺の恋人達とシャドウミラーの中でも上層部くらいだ。もっとも……綾子の場合は今、全力で自爆したから、かなり知られたけど」
視線を他の面々……ムウやスティング、アウルの方に向けると、そこでは興味深そうな視線を綾子に送ってる3人の姿もあった。
当然他の面々も綾子の叫び声は聞こえたのだろうが、幸いにも……もしくは不幸にもか? ともあれ、聞こえない振りをしてくれていた。
「っ!?」
綾子もそれを理解したのだろう。顔を真っ赤にしながら俯く。
「あら、随分と初心ね。けど、アクセルに恋人になるのなら、それこそこのくらいの視線は慣れる必要があるわよ? 実情はともかく、私達はアクセルのハーレムメンバーという風に見られてるんだから」
そう告げるレモンだったが、そこに自らを卑下するような色はない。
寧ろ、俺のハーレムメンバーだという事に、誇りすら感じているような言葉だった。
……まぁ、実際、俺が言うのも何だけどレモンを含めて俺の恋人達は有能な人物が多い。
少なくてもシャドウミラーの実情を知っている者であれば、レモンやコーネリアといった者達を含めて、いわゆる情実人事って奴ではないというのは誰にでも分かるだろう。
俺自身が組織運営には向いていない為、それを半ば放り投げている状態だしな。
ただ、シャドウミラーの幹部の中で政治班のトップのエザリアのみは、俺の恋人という訳ではないんだが。
ともあれ、自分達でしっかりとシャドウミラーを動かしているという自負があるからこそ、俺のハーレムメンバーという風に言われても全く気にした様子はなく……いや、寧ろ嬉しそうですらあるのだろう。
実際、このW世界にしてもそうだが、俺がいない間もしっかりとシャドウミラーを運営しているのだから。
「う……それでも……」
それでも、綾子は基本的にそういうのに慣れてはいない為か、少し口籠もる。
いや、そもそも俺と凛と綾子の3人が揃ってそういう関係だというのは、シャドウミラー……このW世界のシャドウミラーでも有名な話だったんだが。
息を呑む程の美人2人を侍らせているのだから、当然のように男にとって……あるいは女も含めて、俺は嫉妬の対象となる。
ぶっちゃけ、シャドウミラーが連合軍に実力程に受けれいられていないというのは、俺達の持つ戦力が極めて強力だからというのもあるが、凛と綾子の2人を侍らせているというのもあった筈だ。
「そういう目を向けられるのが嫌なら……アクセルと一緒に来るのを諦める?」
「それは嫌だ」
レモンが
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