第04話:大人達の勝手な身の上話!?
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重病人が投与して半日たらずで全快してしまいました。アルバートは未だ水系の魔法はラインレベルのはずなのですが、必ず私より腕の良い水メイジになりましょう。お父様のお眼鏡にかなうこともできましたようですし、私も嬉しく思っております。」
えっと?なんか今色々と引っかかる言葉が飛び交っていたような気がしますが?ジョン?ソフィア?なんで皇帝がファーストネームで呼んでるんですか?それに母上、お父様って誰ですか?
「クックック!鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているが、おまえ達、アルバートにまだ話していないのか?」
「はい、実はまだ内緒にしていて話しておりませんのよ。オホホホ・・・」
オホホホ・・・って、何楽しそうに笑ってるんですか?父上も皇帝もそのニヤニヤはキモイので止めて下さい。
「やれやれ。それではアルバートも話しについて来れず、困ってしまうだろうに。いい加減、話してやったらどうだ?」
「そうですわね。もうちょっと黙っていて楽しみたかったのですけれど。」
母上はそう言って僕をみると、にんまりと笑いました。
「それではアルバート、今まで話していなかったボンバード家の裏話を教えてあげるわ。知っている人は知っているし、知らない人はまったく知らないって言う秘密のお話よ。
実はね私は皇帝閣下の娘なの。一応第三皇女になるわ。お姉様が二人と妹が四人いる。
それからお父様は昔、皇帝閣下に選ばれて、このゲルマニアの魔法研究所の初代所長を勤めたの。魔法研究所の立ち上げから、数々の魔法や技術の研究・開発を指揮して、今のゲルマニアで使われている鉄鋼業の技術開発とか、すばらしい功績を挙げたことで皇帝閣下の絶大な信頼を得ていたのよ。
私は、その頃皇城に頻繁に出入りしているジョンと出会ってね、もう一目惚れしちゃったの。それでお父様にお願いして結婚させて貰ったんだけど、どう驚いた?」
「はっ?母上、何の冗談ですか?その話でいけば私は皇帝閣下の孫になってしまいます。いくらなんでもそんなのあり得ないでしょう?いや、あり得ないって言って下さい。」
「残念だったなアルバード。ソフィアの言っていることは全て本当だぞ。皇帝閣下はおまえが生まれた時にとても喜ばれ、色々なお祝いの品を下された。まだおまえには見せていないが、全部しまってあるから今度ゆっくり見せてやろう。どうだビックリしたか?」
父上もニヤニヤ顔で言っても冗談にしか聞こえません。両親揃って3歳児をショック死させたいのですか?
「そればかりではないぞ。今のところ儂には世継ぎの男子がいない。それにソフィアの姉妹達にも男の子は生まれていないのだ。つまり、現在おまえだけが我が皇帝家の血を引くただ一人の男子と言うわけだ。儂の孫として皇位継承権第一位、言わば皇太子と言っても良
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