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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第627話(18禁)】
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「そうそう! まあ居ないなら仕方ないよ!」

「あ、あはは……。 でも居たら居たで私達水着着用しなきゃ入れなかったよ?」

「全くだ。 とはいえ、あまり水着姿になるのは私としては避けたいのだが……」

「あら? 何故なのかしら、箒さん?」


 ガヤガヤと話もって入ってきた専用機持ち全員の声が聞こえてきた。


「うわあっ!? やっぱ貸切状態はサイコーね!」

「ははっ、僕達しかいないからね、鈴。 お陰で気兼ねなく入れるし、一夏を気にしなくても良いしね」

「うむ、まあ仮にアイツが来たら容赦なく殴るがな」

「ラウラ……危険発言」

「そうよラウラちゃん。 ヒルトくんが聞いたら悲しむかもね?」

「ふむ、まあ我々は常日頃から専用機を所有する責務と責任を自覚しなければならないからな」


 一気に顔が青ざめるヒルト――露天浴場はお湯である程度白濁液が流れたとはいえ流石に担任二人と一緒に風呂に入ってたとバレたら吊るされる、主に美冬に。

 不味い不味いと思えば思うほど混乱するヒルト――と、真耶と千冬の二人が咄嗟にヒルトを抱き締めると同時に湯船に沈められる。

 突然の事に慌てるヒルトに、真耶と千冬が――。


「ヒルトくん、大人しくしててくださいね?」

「はっはっはっ、そうだ。 流石に修羅場は遠慮するぞう?」


 酔いが回る千冬――とりあえずヒルトは大人しくする事にした。

 そこから一時間近く、酔った二人と専用機持ち全員との交遊が始まり、終わる頃にはヒルトは逆上せ上がっていた。

 いよいよ明日は学園へ帰る時、傷跡の残る京都――来週に控えた修学旅行までもう少しだった。

 少しだけ時間は遡る、イルミナーティ本部でウィステリアはラファール・リヴァイヴ展の開催者から連絡を受けていた。


「ふむ、では黒のラファール・リヴァイヴが無くなったのだね?」

『は、はい……。 まさかコアが入ってるとは露知らず、今はあの機体はニュースにも流れている通り……』

「ああ、それは確認している所だ」

『そ、そうですか。 ……そ、その、この場合の賠償金は、その……』

「気にしなくていい、我々の点検ミスによるものだ。 君達に賠償義務はないよ」

『そ、それを聞いて安心しました。 で、ではウィステリア様、他のラファール・リヴァイヴのフレーム等は随時御送り致しますので』


 通話が切れる音が鳴る、ディスプレイに映し出された映像には笹川成樹がISを使って救助活動をしている姿だった。


「……シルバー」

「わかっています。 あのラファール・リヴァイヴの所有者の件ですね?」

「ああ、あれは一応所属を日本に申請。 機体はそのまま我が商会からの寄贈
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