ガンダムW
1752話
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った戦闘に直接参加していない分だけ、トレーズの降伏を理解出来ないと思う奴が出て来ても不思議ではなかった。
もっとも、現在の宇宙は殆どが連合宇宙軍の勢力圏内だ。
そんな場所で馬鹿な真似をする奴がそうそういるとは思えないが……それでも予想外の事を起こすのが、人間なんだよな。
だからこそ、ピースミリオンの指揮を執る凛をそう簡単に連れ出す訳にはいかない。
まぁ、指揮を執っているのは凛だが、実際にピースミリオンを動かしているのはハワードやドクトルSが連れてきたメンバーが主なのだが。
そもそもの話、正式な軍人がいないというのが、色々な意味で痛い。
もっとも、ホワイトスターと繋がった以上、こちらとしても特にその辺を考える必要はなくなるのだが。
「そうだな、ならいっそ全員連れて凛に会いに行くか」
「……凛? アクセル君、それって確か……」
俺の言葉から出た名前に何か気が付いたのか、千鶴がこちらに向かってなにかを尋ねようとしてくる。
だが、何となく何を聞きたいのかは分かるので、その話は後に回すとしよう。
そもそも、ここでその話をすれば後でまた同じような説明をする必要が出てくるのだから。
「悪いな、千鶴。その話は後回しだ。……レモン、取りあえず現在手が離せないメンバーはいるか?」
「いないわよ。そもそもアクセルを探す為にこうして準備してたんだから。勿論、それは私を含めてアクセルの恋人だけだけどね」
「そうか。……じゃあ、悪いがノベンタ。俺達は一旦失礼する。詳しい話はこの戦いの後始末をした後で」
「ふむ、分かった。こっちも色々とやるべき事があるからな。そうしてくれれば、寧ろ助かる」
「それと、五飛達の方も取りあえずそっちで頼む」
「うむ」
こうして、ノベンタからの返事を貰い、部屋を出るのだった。
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