ガンダムW
1752話
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「目を逸らすなって!? おい、アクセル。お前本当に……」
「さて、トレーズは引き渡したし、このW世界における戦乱も、基本的に終わったと思っていい筈だ」
「おい、アクセル。無視するなって! お前本当に俺の名前を使って何をしたんだ!? ナタルに知られたら、俺までとばっちりが来るんだぞ!」
騒いでいるムウがいて、部屋の中にいる者達の視線がそっちにも向けられているが、取りあえず今はそっちもスルーでいいだろう。
「それでこれからの事だが、まずこの世界で俺達シャドウミラーが窓口とするのは連合軍だ。それはエザリアの方にもしっかりと伝えておいてくれ」
「ええ、分かりましたわ」
俺の言葉に、あやかは一切疑問を持たないようにして頷きを返す。
まぁ、ここに来ていたんだから、連合軍と交渉するというのは今更の話か。
「そうか。異世界間貿易に参加する際に使えそうな資源とかは色々とあるけど、その辺の話はこの戦いの後始末が終わった後で話し合えばいいだろ」
「そうですわね。……けど、アクセル君。この世界との関わり合いについてはまた後でシャドウミラーの幹部が揃った時にでもゆっくりと話した方がいいと思いますわ」
『アクセル君!?』
ノベンタ、セプテム、ベンティの3人が、何故かあやかの言葉に声を揃えて叫ぶ。
……俺が君付けされるような性格じゃないってのは、自分で一番分かってるんだけどな。
ただ、どうしてもあやか達と会った時の姿が10歳くらいだったせいか、俺の呼び方は君付けになってるんだよな。
「あー……そうだな。そうした方がいいか。この世界の方でも色々と話して決めておくべき事とかあるだろうし」
「……さて、この世界の件についての話はともかく、少し個人的に話したい事があるんだけど。言わなくても分かってるわよね?」
話が一段落ついたと思うと、レモンがそう声を掛けてくる。
それでいながら綾子に視線が向けられているのを見れば、何が言いたいのかは容易に想像出来る。
もっとも、俺もそれを誤魔化すつもりはない。
……ただ、出来れば紹介するのは凛を含めてって方が良かったな。
いや、今の状況であれば凛を連れてくるのは難しく……じゃないな。そもそも一瞬で宇宙と地上を行き来出来るんだから、別に無理にここで話をする必要はないのか。
なら、いっそ全員を連れてピースミリオンに行くのも手だな。
凛を連れてホワイトスターに行くのもいいんだが、生憎と今はまだ色々と忙しい。
特に凛はピースミリオンの方で周囲の警戒をする必要もある。
……トレーズが降伏した以上、その辺の心配はいらないとも思うんだが……中には降伏したというのを理解出来ず、もしくは我慢出来ずにゲリラ活動をする相手が出てこないとも限らない。
特に宇宙だと、地上で起こ
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