戦闘校舎のフェニックス
パーティ会場
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」
取り押さえようとした衛兵が全員、トーヤ君に倒されて山積みにされてるのだから。
棟夜side
衛兵をタコ殴りしてやっつけて視線が突き刺さる中、会場を進みライザーに告げる。
「ライザー・フェニックス。あんたの婚約者、リアスは返してもらうよ?」
「・・・ッ」
目元を引きつらせるライザー。
「これはどういうことだライザー」
「リアス殿。これは一体?」
関係者たちが困惑した表情で動揺している。そりゃいきなり来たらそうなるわな。
「私が用意した余興です」
その時、一番奥にいた紅髪の男性が近づいてきた。この人が魔王、サーゼクス・ルシファー。リアスの兄か・・・この人、あの時の事覚えてんのかな?
「お兄様」
「ど、どういうことですか? サーゼクス様」
「彼は人間で有りながら、はぐれ悪魔や堕天使を倒すほどの力を持っているのですよ。ぜひともその力を直に見てみたくてグレイフィアに頼んでしましましてね」
「そ、そのような勝手をなされては!」
中年悪魔が慌てようが、魔王は話を続ける。
「ライザー君。レーティングゲーム、興味深く拝見させてもらった。しかしながら、ゲーム経験もなく、戦力も半数に満たない妹がいささか部が悪かったと」
「・・・あの戦いにご不満でも」
「いやいや。私が言葉を差し挟めば、レーティングゲームそのものが、存在意義を失ってしまう・・・まして、今回が事情が事情だ。旧家の顔も立てねば」
この人も笑みを浮かべ食えないことを話すね。
「ではザーゼクス。お主はどうしたいのだ?」
紅髪をした中年男性が魔王様に問う。親父さんか。中々ダンディじゃねぇか。
「父上。私は可愛い妹の婚約パーティは派手にやりたいと思うのですよ。本当はドラゴン使い君の力を見たかったのですが、あの禁手を使ってしまった以上戦う力は残ってはいません。なら、そこの人間がフェニックスにどこまで戦えるのか興味がありましてね」
「サーゼクス様! 高々人間風情がライザー様に勝る地は思えません。ましては、あの人間の横にいる着物を着た女性は、SS級はぐれ悪魔の黒歌ではありませんか!? あのように戦う資格などありません!」
一人の衛兵が叫ぶと、剣を振りかぶり斬りかかってくる・・・血の気が多ね。剣を指で摘み受け止め、魔力で足を強化し、わき腹に蹴りを食らわす。
吹き飛び壁に激突し地に倒れこんだ衛兵に剣を投げつける。剣は顔に当たるすれすれで床に突き刺さった。
「次は外さなねぇぞ。・・・まだ文句があるやつはいるか?」
周囲を見渡し言うと、黙り込んだ。何もできないなら黙ってろ。
「ライザー君。リアスと私の前でその力を今一度見せてくれるかな?」
「良いでしょう。
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