戦闘校舎のフェニックス
パーティ会場
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」
「っ!」
悠の言葉に目を見開き驚いていた。まぁ、そりゃ驚くよな。
「会場まではこの魔法陣を介して向かう。すぐに戻っては来られないがっ」
「私も行きます!」
間髪入れずアーシアが言う。まいったな・・・いくらなんでも連れては。
「分かった。一緒に行こう」
って待てぃ!
「ちょっと待った棟夜! アーシアを連れて行くのは反対だ! 回復はできても戦えるわけじゃッ」
「これからもアーシアは戦いやゲームに参加はする。守られるだけじゃ、いざ戦いに赴いたときに、能力を出せないようじゃ困るだろ。今は慣れされるために連れて行く。それに・・・一人だけ置いていくのに賛成か?」
「それは・・・」
アーシアを一人だけ家に置いていくのは反対だ。今日に限って親はどこかへ行っちまっていねぇし・・・。
「分かった。行こうアーシア」
「はい!」
「決まりだな。行くぞ」
−シュゥゥゥン−
棟夜がグレイフィアさんから貰った魔法陣から、俺たちは見知らぬ場所へ転移した。魔力が低い俺は、置いてけぼりにされるんじゃないかと思ってたけど、この魔法陣が特殊なのかなんとかなった。
転移した場所は果てしない廊下だった。壁には蝋燭らしきものが奥までかけられている。
おおっ。
巨大な肖像画も廊下の壁にかけられている。紅髪をした男性。部長の身内さんかな?
ん? 何やら大勢の人の声が聞こえる。その方向に俺たちは向かう。
長い廊下を進んでいく、突き当りに巨大な扉があった。あそこか? 近づくと武装した衛兵らしき男が近づいてきた。
「人間。ここへ何の用だ? ここから先はライザー様とリアス様の婚約会場だ。どうやってここまで入り込んだ」
うわっ。めっちゃ殺気をだして棟夜を睨みつけてる。人間嫌いすぎだろう。そんなことお構いなしに扉を開けようとする・・・無視ですか?
「おい貴様! 聞いている・・・ウッ!」
ドゴン。鈍い音が聞こえる。悠が衛兵の腹部に拳をめり込ませていた。うぅ。こっちまで痛くなりそうだぜ。
ってか鎧がへしゃげってる・・・どんな威力してんだよ。
「邪魔だ。そこで寝てろ」
冷たく言い放ち、扉を開けようとしたがビクともしなかった。鍵がかかってるのかもしれない。
開かないと分かったのか、少し離れると手を向け魔力を集め・・・って悠さん。まさかですけど。
「もしかして扉を破壊するきですか?」
「ああ。何も問題ねぇだろ?」
問題しかねぇよッ!!
−ドカァァァァァンッ!!−
打ち出された魔力は扉を粉々に壊した。中にいた大勢の悪魔、ライザーの奴は勿論、部長やみんなの視線が一誠に向いた・・・これ、結構やばくね?
木場side
僕、木場祐斗は朱乃さ
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