戦闘校舎のフェニックス
絶賛決戦中!
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説明された。つまし一か八かの十秒だけの無敵モードだ。
『]』
カウントが始まった。こいつが発動した以上、時間はない!
決めさせてもらうぜ、ライザー・フェニックスッ!
両の手のひらに魔力の塊を作り出し、右手をライザーの方へ向け打ち出す。
打ち出された魔力は巨大な塊となりライザーに襲い掛かる!
なんて量の魔力だ! あんなに小さな魔力がここまで巨大になるなんて。俺が一番驚いたわ!
「デカい!」
ライザーとユーベルーナは上空に逃げた。だが・・・。
「もう一つあるんだよぉッ!」
左腕に残った魔力をライザーにじゃなく、ユーベルーナに向かい打ち出す。避ける間もなく魔力の塊はユーベルーナを飲み込んだ。
『ライザー・フェニックス様の女王一名、リタイア』
よし! 後はライザーだけだ!
『\』
容赦なくカウントは進む。わーってるよ。そう急かすな!
俺の視線の先には、さっきの攻撃を見たためか、警戒心を強くしていた。
奴の体を虹色のオーラが覆う。凄まじい魔力を感じる。
「赤龍帝のクソガキ! 悪いが手加減はしない! 認めたくないが、今のお前はバケモノだ! 主であるリアスの前で散れェェェェッ!」
咆哮を上げるライザーの背中に巨大な炎の両翼が現れた。奴の全身を炎が渦巻きフィールドを熱気が包み込む。
あんな炎、食らったらやばいだろうな。
「フェニックスと称えられた我が一族の業火! その身で受けて燃え尽きろッッ!」
火炎に包まれたライザーが高速で迫ってくる。眼前に広がるあり得ない質量の炎。そのシルエットは巨大な火の鳥だった。
翼から生み出される業火の塊。ヤバいか?
『不死鳥フェニックスの炎はドラゴンの鱗にも傷を残す。食らい続けるのは得策じゃない』
そうかいドライグ。でも、避けるわけにはいかない。
後ろで部長が見てるんだ。俺はあのアレを受け止める。
「てめぇのチンケな炎で俺が消えるわけねぇだろォォォォッ!」
背中の噴出口から魔力の火を噴かしながらライザーへ突っ込む。
−ドゴンッ!−
互いの拳が顔面にぶつかりあった瞬間、力と力が生み出した波動がフィールドを振動させ、校舎のガラスが割れた音が聞こえた。
俺とライザーは殴り合いながら力を比べる。一撃をもらうたび重い衝撃が全身に走る。
「怖いか! 俺が怖いか! 当たり前だ! その鎧がなければ俺の拳が届く以前に業火の熱でお前は消失している! お前からその籠手を取ったらお前は何の価値もない下級悪魔のクズにすぎない!」
言いたいこと言いやがって、けど、正論だ! 俺から籠手を取ったら何にも残らない! 奴は上級悪魔、俺は下級悪魔。拳を交わせば交わすほど実力差を感じる。
『Z』
悪魔の本気の戦い。全身を恐怖が支配する。だれだって
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