戦闘校舎のフェニックス
絶賛決戦中!
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「投了するんだリアス。これ以上は他の場所で見られている君のお父上にもサーゼクス様にも格好がつかないだろう? 君はもう詰んでいる。ドラゴン小僧の力があっても結果は変わらん。チェックメイトだ、リアス」
諭すように言うライザー。
「黙りなさいライザー。私は諦めない! 詰んだ? まだ王である私が健在なのよ?」
そうだ! まだ部長が言うなら戦える! まだ終わりじゃない! あの焼き鳥野郎に本当のドラゴンの力を見せつけてやる!
「部長ッ!」
俺は部長に向かって声を張り上げる!
「俺は木場みたいに剣の才能はありませんッ! 朱乃さんみたいに魔力の天才でもありませんッ! 小猫ちゃんみたいにバカ力も、アーシアの治癒の力も、悠みたいに全部を完璧にこなすことは出来ませんッ! それでも最強の兵士になりますッ!」
俺はここで部長に誓う!
「あなたのためなら、俺は神様だって倒してみせますッ! このブーステッド・ギアでッ! 俺の唯一の武器でッ! 俺はあなたを守ってみせますッ!」
あなたを守って、仲間と一緒に強くなって、誇れる最強の兵士になります!
「輝きやがれぇぇぇぇぇぇッッ!! オーバーブーストォッ!」
『Welsh Dragon over booster!!!』
籠手の宝玉が赤い閃光を解き放つ。
フィールド全体を赤い光が覆った。俺の体が真紅のオーラに包まれる。
・・・力が。お前の力が流れ込んでくる。
『ああ。使ってみろよ。ただし、十秒だ。それ以上はお前の体が持たない』
分かってるって、ドライグ。十秒以内に終わらせる!
『そうだ。だが十秒あればお前は・・・』
俺は・・・。
「俺たちはライザーを殴り飛ばせるッッ!!」
赤いオーラを放ちながら、俺は前に飛び出す。俺の体は赤い鎧を身に纏っていた。
ドラゴンの姿を模した全身鎧。
いつもの籠手は左腕だけじゃなく、右腕にも装着されている。籠手にあった宝玉が両手の甲、両腕、両肩、両膝、胴体中央にも出現していた。
背中にはロケットブースターのような推進装置がついている。
「鎧!? 赤龍帝の力を鎧に具現化させたのか!?」
驚愕しているライザーとユーベルーナ。奴の見解は概ね正しい。
見た目は小柄なドラゴンみたいなもんだ。顔すら鎧に包まれているからな。
「これが龍帝の力! 禁手《バランスブレイク》、赤龍帝の鎧《ブーステッド・ギア・スケイルメイル》・・・俺を止めたきゃ魔王様に頼み込め! 何しろ、『禁じられし忌々しい外法』らしいからな!」
スケルイルメイルの能力は十秒間、爆発的な力を解放すること。一度解放したら、十秒間は無敵でいられる。
けど、リスクも大きい。能力解放後の十秒後は丸三日は神器が使えなくなる。赤きドラゴン・・・ドライグにそう
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