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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第626話】
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けど、本当にバカよねアンタ」
とは鈴音の言葉、本当に呆れた様な声色だった。
そしてセシリアは――。
「もう守らなくても結構ですわ。 そもそもわたくしたちは貴方に守っていただけなくても問題ありませんもの」
セシリアも同様に呆れた声色で言葉を吐く、だが一夏は――。
「なんだって?」
――と変わらない難聴、セシリアも「何でもありませんわ」と冷たく言った。
「一夏は言葉に責任持てなさそうだよね? まあ僕は君に頼ることないからいいけど」
「貴様に頼るぐらいなら我が嫁に頼る。 貴様では頼りにならん、どうせ都合よく耳も聞こえんようになるのだろ?」
ある意味メタ発言なラウラ、案の定一夏は首を傾げるだけだった。
シャルはシャルで目が笑ってなかった。
「一夏、もう土下座いらない」
「おぅ、なら足を崩すよ。 サンキューな簪!」
自分に都合のいい言葉は聞こえた一夏に簪も諦めたように目を伏せた、そして箒は――。
「……一夏、覚えていないのなら私はもう言うことはない」
「そ、そうか」
「ああ、もう……何も言うことはない」
それだけを言い、目を伏せた箒。
「ヒルト、私も言っても無駄な気がするから言わないよ!」
「だな……どうせまたやるし、それか記憶が無くなるだろうしな」
美春がそう言い、ヒルトが頷くとエレンは――。
「ではこれ以上は時間の無駄だろう。 明日には学園に戻るのだ、後は各々部屋で待機、それか温泉に入るのも良かろう。 ここの露天風呂は混浴と聞く、今は客も他の被害を受けていない旅館やホテルに移動してるから貸し切りだしな」
「おぉ!? って……混浴か……それは困ったな」
既に反省の色が見えない一夏、というか記憶が無くなったと見るべきだろう。
楯無は告げる。
「じゃあ先に君が入りなさい。 私達は後で入るから」
「おぉ!? 楯無さん、ありがとうございます! じゃあ早速、ヒルト行こうぜ!」
「いや、行かないし。 てかこの後俺自衛隊の原田さんに会わなきゃいけないから」
「ふーん。 まあいっか、じゃあ先にお風呂もらうぜ」
そう言って部屋を後にした一夏、残された一同は深い溜め息を吐く。
「……溜め息を吐く度に幸せは逃げるって言うけど……。 ……もういいや。 それよりも……今回は犠牲者出ちゃったから……」
沈む声で告げる美冬、今回の事件で八人が亡くなっている。
煙を吸いすぎて一酸化中毒死が五人、パニックの際の交通事故二人、一人は年寄りでショック死と報道があった。
煙を吸っての軽症者は約三〇〇〇人、避
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