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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第626話】
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「君の転入に関しての許可は既に学園の責任者から許可は得ている。 君の親御さんの方にも話はした。 これまでの様に喫茶店で接客業は出来ないだろう。 だが少なくとも君の身柄は卒業するまでは安全だ、卒業した後でも危害が及ばないようにも出来る。 だが……君の意思を確認したい。 幾らなんでも私も無理矢理連れて行きたくないのでな」


 とはいえ成樹には他に選択肢はなかった――無くても、成樹はこれしか選ぶ気はなかった。

 成樹の願いはヒルトの力になること――。


「……ええ。 よろしくお願いします、織斑さん」

「わかった。 教科書、制服などその他必要な書類等は此方で手続きを済ませておく。 君の身辺警護は有坂ヒルトの父親にお願いしてある。 今日はこのままホテルまで送ってもらうが、帰りは我々と共に帰ってもらうが大丈夫か?」

「はい、大丈夫です」

「そうか。 では明日の八時、ホテルまで私が君を迎えに行くので今日はこのままホテルで帰り支度の準備後は部屋で待機するように、何かあれば有坂の父親に言うように、わかったな?」

「は、はい……」


 言い様のしれないプレッシャーを感じた成樹、だがこれも千冬なりの気遣いだったのかもしれない。

 程なくして成樹は陽人にホテルへ送ってもらった。

 夕方、荒れた大広間の大半の片付けも終わった。

 街中は京都在中の自衛隊が中心となり片付けを行い、舗装工事等各地で行われている。

 先にインフラ整備なのだろう……それはそうと旅館のある一室、包帯が巻かれた一夏は――。


「どうもすみませんでした!」


 等と土下座で謝っている、事情は簡単だ、白騎士暴走事件の張本人だからだ。

 だが聞くところによれば何時もの様にその時の記憶が無いらしい、一同全員冷めた目で一瞥、土下座する一夏の頭をシャイニィもといにゃん次郎がバシバシ猫パンチされているのが情けなかった。


「……てかさ、俺らに土下座するぐらいなら街に被害を出したんだから全世界に土下座すればいいじゃん」

「はい……」

「お兄ちゃん無駄だよ。 どうせ記憶無いんだもん、織斑くん」

「はい……」

「ニャアッ! にゃあにゃあっ!!」

「はい……」


 既にはいしか言わないこの一夏に深い溜め息を吐く一同。


「どうせ織斑くん、記憶無いから俺には関係無いって思ってるんでしょ?」

「はい……。 って今のは違う!! 俺のせいで一般人に迷惑掛けたんだ……俺が一般人を――皆を守らなきゃいけなかったのに……!」

「「…………」」


 この期に及んでまだ守る守るという一夏、怒る気力も根こそぎ奪われた一同は諦めたように告げる。


「バカだとは思ってた
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