暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
キスの味はさくらんぼ?・その3
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「うん、おいし♪」

「クリームチーズの爽やかな酸味を、さくらんぼのコンポートが引き立ててますね。アクセントのラム酒や赤ワインも軽く香ってくる程度で……絶妙です」

 出してやったレアチーズケーキを夢中で頬張る2人。荒潮は『ハンター』を飲みつつチビチビと摘まむように食べている。まぁ、ツマミ代わりに出してやったんだから当然か。

「提督、お代わりぃ♪」

「あいよ。しかしよく飲むなぁ……ったく」

 んじゃまぁ日本生まれのカクテルをひとつ。



《チェリー・ブロッサムのレシピ》

・チェリー・ブランデー:30ml

・ブランデー:20ml

・レモンジュース:2dash

・グレナデンシロップ:2dash

・キュラソー:2dash


 
 チェリー・ブロッサム。意味は『桜の花』……その名の通り、桜の花をイメージして考案されたカクテルだ。本来の桜の花よりも鮮やかな紅い色とサクランボ、ブランデー両者の香りがふんわりと立っている。生まれたのは大正時代の横浜で、考案者は日本のバーテンダーの草分け的存在と言われる『田尾多三郎』。生まれも名前の由来も日本なのに、何故フランスのリキュールばかりなのかと言えば、田尾が修行したのがフランスであり、店の名前も『パリ』だったからだと言われている。作り方は全ての材料をシェイカーに入れ、シェイクしてカクテルグラスに注いだら完成。

「ほらよ、『チェリー・ブロッサム』だ」

「甘くていい香りぃ♪」

 チェリー・ブロッサムはアルコール度数はキツいものの、口当たりはチェリー・ブランデーとグレナデンシロップのお陰で甘い。それに合わせるなら何か酸味のある……そうだ、ヨーグルトアイスでいくか。



《ひんやりさっぱり!さくらんぼのヨーグルトアイス》

・さくらんぼ(軸、種を取った状態):300g

・プレーンヨーグルト:500g

・生クリーム:200cc

・グラニュー糖:80〜100g


 さぁて、作っていくぞ。普段のレシピだと生のさくらんぼを使うんだが、今回はレアチーズケーキの時に作ったコンポートがあるからな、そっちを使っていくぞ。コンポートを半潰し位にして、ヨーグルト等と混ぜやすくしておく。生のさくらんぼを使う場合には、種を取り除いて半潰しにして汁を出しておく。

 生クリームにグラニュー糖を加えて8分立て位に泡立てる。グラニュー糖の量は好みで調節してくれ。

 泡立てた生クリームにコンポートとヨーグルトを加えて混ぜる。泡立て器等を使わず、ゴムへら等でサックリと混ぜるようにな。

 後はタッパーなんかの容器に移して、冷凍庫に。1時間毎に取り出して、空気を含ませるようにかき混ぜるのを忘れずに。この工程を2〜3回繰り返せば食
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ