第3話
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eskyさん昼なのにinしてる、珍しー
PKあさしん:誰がロリコンじゃあああああああああああ!!!!
(つ俺)つ:ブルスカさんジャマイカ、オッスオッス!
:チャット/ギルドメンバー
早苗:blueskyさん、にちはです。^^
』
まあ、僕の知名度が高いのは少し事件があったからなのだが・・・・。
1年ほど前。僕がこのゲームを始めてだいたい8か月ぐらいだったころ。このゲームの中では、女性キャラの見た目のグランプリのようなものがあるのだが、それに興味本位で応募してみたところ、最終選考まで残り、その結果2位になってしまった。
もちろん、そんなことになった僕は大はしゃぎ。受賞を逃したとはいえ僕を含めた上位のキャラの見た目はもはやこのゲームのコーディネートのテンプレートへと成り果て、僕は他の人も同じ見た目になるのがうれしくて、そこからは結構同じ衣装を使っていた。
で、その後のオープンチャットでのことだ。
『
JKチラー:そう言えば、blueskyさんって学生さんって聞きましたが、やっぱりネカマだったりするんですか?
』
このチャットをしているキャラは、今の僕のいるギルドのリーダーをしている人である。別段隠しているわけでもなかった僕は男であることを送ろうとした。
『
bluesky:私おんなキャラですが、一応おとこですよ。
』
この文からこのゲームの人たちはおかしなことに気付いたそうだ。
僕はネットでタイピングする時の一人称は私に統一している。中性的なかしこまった感じが出てしまうが、子の一人称が大人な気がしていたからだ。
だが、他のプレイヤーから見ればこれは一見『私おんなキャラですが、おとこです。』という風になる。女に飢えた人から見れば、一人称が『私』なんて人がいれば、それはどれだけ自身を男と言っていても女になるらしい。さらに、当時の僕のタイピング速度もあり、一瞬動揺したと思われていたらしい。
と、今のギルドのリーダーであるこの『JKチラー』さん26歳が言っていた。
まあ、皆が皆そんなわけではないことは知っていたので、僕は広めた人がたまたまそういう思考を今回繰り広げただけなんだと思っている。
その後は大騒ぎ。なぜか僕のキャラクターのイラストがネットに掲載され、イラスト投稿サイトには僕のキャラ『bluesky』のタグや説明文まで載ってしまった。
これが僕が体験したネットの恐怖である。もちろん、その後にタグは残ったが説明文は訂正が加えられ、僕が男であることがしっかりと伝わった
と思う。
まあ、そんな経緯があり、ちょっとした有名人としてゲームをプレイしていたのだが、
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