黒と青の剣舞
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こり始めたギルドホーム破壊。
本来、ギルドホームにはそのギルドに所属してる人、又は認められている人以外は立ち入りできず、破壊不能オブジェクトでもあるため破壊出来ないのだが出来るようになってしまったという謎のバグが発生しているのだ。
ソロの俺が疾風迅雷のギルドホームに入れているのは後者である。
俺は再びため息をついてからキリトに話しかけた。
「それで、キリトはどうしたんだ?」
キリトは俺の言葉を聞くと表情を変えた。
「俺と本気のデュエルをして欲しい。」
──デュエルか……って、デュエル!?
キリトはそう言いながらウィンドウを操作する。
そして、俺の前にある表示が浮かび上がった。
┌──────────────────┐
Kiritoからデュエルを申し込まれています
受けますか?
【yes】・【no】
└──────────────────┘
俺はキリトの表情を見た。
──何か、考えてるな……?
「き、キリトく……!?」
「ちょっとキリト、いくら何でも…!」
「本気か?」
俺は二人の言葉に被せながら言った。
「あぁ、もちろん本気さ。」
──何を考えてるかは分からないが……
俺はyesのボタンをタップした。
「良いよ、相手になる。」
「その口調ってことは……本気だな、ライア!」
俺とキリトは外に出て武器を構えた。
キリトは二刀流で、構え方ももちろん二刀流。
俺は一刀流で、構え方は剣先を顔の右隣に持ち上げて右肘を後ろにし、左手を前にしたアスナと同じ構え。
「……一刀流のライアと二刀流のキリトのデュエル……」
「……皆さん、どっちが勝つと思いますか…?」
リズとシリカの呟きに全員が反応した。
「正確さと速さなら、ライアだけど反応速度と攻撃力ならキリトね……」
「二刀流は一刀流より立ち回りとかは時間かかるけど、攻撃力は圧倒的に二刀流の方が上だからね……」
「でも、私はこう思うかな。」
シノン、アスナが言ったあとにストレアはボソッと聞こえそうで聞こえない声で言った。
「きっと、このデュエルは"想いが強い"方が勝つと私は思うよ。」
その場にいた4人はストレアの言葉に呆気に取られた。
アスナは微笑んでから目の前で剣を構える2人に視線を向けて言った。
「それより、このデュエル……キリトくん何か考えてる?」
その言葉と同時にデュエルがスタートした。
キリトは俺に突っ込んできて『ダブルサーキュラー』を発動する。
──いきなりソードスキル!?
俺はギリギリの所で反応し、何個かを射て後ろに飛んだ。
だが、キリ
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