黒と青の剣舞
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
俺は今、ギルド『疾風迅雷』のギルドホームに来ていた。
キリトから「少し時間あるか?」というメッセージが来たため、俺は返信を済ませて呼ばれた場所が『ギルドホーム』だった。
ドアを開けて、中に入るといつものメンバーがソファに座って紅茶を飲んでいた。
「ラ、ライくん!?」
「珍しい人が来たわね。」
「ライだ〜!ぎゅってしていい〜?」
「ストレアさん、ライアさんから離れてください!アスナさんの目が笑ってませんから!」
「あはは、ストレアもやるわね〜」
アスナ、シノン、ストレア、シリカ、リズと俺が来たことに反応する。
俺はやれやれ…と思いながら中に入り、キリトがいるか確認する。
「キリトに呼ばれたんだが、キリトは?」
5人は首を横に振り、「知らない」と同じタイミングに言った。
──仲がいいって良いな。
俺は、その平和な状況に少し微笑んだ。
すると、リズにストレア、シリカが有り得ないものを見たかのようにいきなり立ち上がった。
「あ、あ、アンタ!?」
「ライアー!」
「ラ、ラ、ラ、ライアさん!?」
俺はいきなり大声を出され少し驚いた。
──な、なんか変なことした!?
驚きすぎたせいか普段とは違う昔の口調で……
「ぼ、僕なんかしました!?」
『僕……!?』
──あ……しまった。
「はぁ……、ライア。アンタ昔の口調に戻ってるわよ?」
「懐かしいライくん。」
シノンとアスナは俺の口調に微笑んだ。
「ち、違う!今のは…その…!」
俺は急いで弁解しようと3人に向き直るが遅かったのか3人は赤い顔をして何故かどこかに意識が行っていた。
「おーい、3人とも?」
アスナが目の前で手を上下に振るが反応なし。
シノンはやれやれ…と言うかのように紅茶を飲んでいる。
その時だった、後ろのドアがガタッと開く。
今までどこかに行ってた3人、アスナ、シノンは先ほどの雰囲気とは逆に警戒心へと思考を変える。
俺も素早く剣に右手を近づける。
「ただいまーって、何で全員警戒心MAXなんだ!?」
ドアから入ってきたのは、真っ黒で全身を覆っているキリト。
「なんだ、キリトか。」
俺は右手を剣から離して、ため息を付く。
シノンもキリトをジト目で見ながらため息を付いた。
「もう、アンタだったのね。」
その場にいる全員が今の集中力を返せと思っていた。
「な、なんだよ……確かに最近はギルドホームを襲うっていう謎のバグが可能になってるけど……」
『その事件で全員が警戒心を持ってるんだ(の)(のよ)(んです)!』
「何かすみません…」
そう、最近になって何故か起
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ