第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change1:夏休みの始まり〜Not deformable〜
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れる奴がいるからいいとしてどうすればいいか…。
「羽衣は何か予定はあるのか?」
「妾か?決まった予定はないのう。学園の宿題も終わらせてしまっているからのう」
「…そうか。なら俺は久しぶりにあいの家に行くとするかな」
「どこかに行くのか?」
「ああ、ちょっとアメリカのニューヨークに親友がいるんでな」
「なら妾も同行して良いか?」
「別にいいが…パスポートは持っているのか?」
「それなら問題なしじゃ。学園に入学するときにいろいろな証明書や書類などはあらかた申請済みなので大丈夫じゃ」
「ならいいぞ」
「私は、お留守番だな〜。パスポートなんて持ってないしな〜」
「まあ、落ち込むな。お土産を買って帰るから安心しろ」
「ありがとうマスター!!」
出発予定はあとで考えるとして…まったく―――。
「アザゼル先生はなぜここに来たんだ?」
俺の一言でテュールと羽衣以外が振り向く。
振り向いたん先には、渋い色の和服を着た堕天使の総督もとい、オカ研顧問のアザゼル先生がいた。
「ど、どこから、入ってきたの?」
リアス部長が驚きの表情でアザゼル先生に訊く。
「うん? 普通に玄関からだが?」
「……気配すら感じませんでした」
木場がそう言葉を漏らす。
まったく少しは成長したとはいえ、まだ幹部クラスの普段の気配をとらえるのは今のきばじゃ難しいか。
「そりゃ修行不足だ。俺は普通に来ただけだからな」
「なんとなく誰かが来ているのは気づいていたんだけどまさかアザゼル先生だとはな…」
「まったく、シンや、羽衣、テュールはともかくイッセーは正体に気づかなくとも俺の気配を感じとっていたぞ…それ以外の奴らはまだまだ修行不足だな」
イッセーは正体は気づいていなくとも感じることはできていたとはな。
今のところ俺が修行をつけているのはイッセーだけだからまあ、しょうがないな。
「それよりも冥界に帰るんだろう?なら、俺も行くぜ。なにせ俺はお前らの顧問であり『先生』だからな」
アザゼル先生はそういいながら懐から予定が書いてあるような手帳をめくっていく。
「冥界でのスケジュールはリアスの里帰りと、現当主に眷属悪魔と協力者の紹介。例の若手悪魔達の会合、それとあっちで例外を除くお前らの修業だ。俺は主に修業に付き合う訳だがな。お前らがグレモリー家にいる間、俺はサーゼクス達と会合か、ったく、面倒くさいもんだ」
本当に面倒な顔をしている。
まあ、仕方ないだろうアザゼル先生の本懐は堕天使勢力の総督だからな。
ん?まてよ…今アザゼルは『現当主に眷属悪魔と協力者の紹介』って言わなかったか?
もしかして…。
「アザゼル…
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