最終章:夢を追い続けて
第52話「一方で」
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う分かっているのに心配してくれるゆーちゃんマジ天使...。」
「IS学園に行く前は感覚が麻痺してましたけどね...。」
既にこのやり取りは以前から何度もやっている。
ユーリちゃんでさえ、入学前には大した心配はしていなかったほどだ。
それでもまた心配するようになったユーリちゃんは、やっぱり優しいのだろう。
「...そういえば、シュテル達を置いてきてしまいました...。」
「...あの子達は今あっ君の所にいるよ。だから大丈夫。」
「チヴィットはめ〜ちゅ以外はあちら側に就くみたいだからな。」
俺達がユーリちゃんを連れだすために、一度チヴィットに干渉して活動を止めていた。
そのため、チヴィットはエグザミアの仮ボディであるめ〜ちゅ以外は学園やワールド・レボリューションにいるのだ。
「....皆さん....。」
「...心配する事はないさ。」
「桜さん?」
「あいつらは、俺と関わって、今も自身を磨き続けてる連中だ。...多少の苦難は易々と乗り越えてくれるさ。」
だからこそ、日本にいる自称レジスタンスは放置している。
あいつらの狙いはIS学園。その防衛を秋十君達にやらせるのだ。
もし、この程度で挫けるのならば、その程度だったと諦めるだけだ。
尤も、そんな事はありえないと思うが。
「...いや、断言しよう。あいつらは来る。俺達の袂まで。」
「私達を良く知るあっ君やまーちゃん。ちーちゃんがいて、将来有望な子が何人もいる。おまけに、今ではISに認められてまた乗れるようになってるからね。」
「...そうですね。」
元より、ほとんどが敵に回り、誘拐され、全ての希望が断たれない限り、決して折れる事のなかった秋十君だ。
他に味方がいる今、諦めるはずがない。
「...そういえば、秋十さん達は桜さん達を止めるつもりですけど、どう止めるつもりなんでしょうか?ISはそういった目的では使えなくなったのでは...?」
「そうだな。既にISは宇宙開発か何かを護る...と言うか、お互いに通じ合った目的にしか用いれなくなった。俺達も基地襲撃ではゴーレムとかしか使わなかったからな。」
意志を持ったという事は、俺達ですら拒否される事もある訳だ。
さすがに想起達は大抵は受け入れてくれるが...やはり、道徳に背いた襲撃などは手を貸してくれないし、俺達も借りようとは思わない。
「でしたら、どうやって...。」
「そりゃあ、まぁ...。」
「拳で、だね。」
おそらく、昔ながらの殴り合いになったりするだろう。
むしろ、そっちの方が清々しいかもな。
「そんな物理的な...。」
「物理的に止めるからこその拳...って、こういうのは日
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