453部分:第三十六話 親父達、新たに加わるのことその十一
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第三十六話 親父達、新たに加わるのことその十一
接近して手刀を突き刺しだ。言うのだった。
「ストームブリンガー!」
「な、何!?」
「まさか体力を吸い取ってる!」
「間違いない!」
兵達はそれを見て驚きの声をあげる。
「人間なのか!?」
「いや、そうらしいが」
「ううむ、何という人達だ」
彼等も戦っている。しかし三人の戦闘力は桁外れだった。
「これは俺達出る幕ないかもな」
「そこまでだよな」
「これはな」
実際に三人だけで充分だった。その三人の活躍で戦いは終わった。百人程いた白装束の者達は瞬く間に倒されだ。そうしてだった。
「ふむ、終わったな」
「そうだな」
「これでな」
三人がそれぞれ話す。
「ではだ」
「よいか?」
タクマと柴舟が兵達に声をかける。
「その袁紹という御仁にだ」
「会わせてもらえるか」
「あっ、袁紹様はですね」
「女の方です」
兵達はこのことを話した。
「ですから御仁と言うと失礼にあたりますので」
「このことは覚えておいて下さい」
「ふむ。そうなのか」
ハイデルンはそれを利いて言った。
「どうやらそこはかつての中国と違うな」
「よくそう言われます」
「あっちの世界の人達に」
こんな話をしてだった。彼等はその袁紹のところに来た。すると袁紹はちょうど四人程の者達と会って話をしているところであった。
「テムジンだす」
「ホア=ジャイだ」
「双葉ほたるです」
「マルコ=ロドリゲス!」
太った辮髪の小柄な男に髪を剃った痩せた男、青い髪をくくった服の可憐な少女、赤い肌に濃い髪と髭の道着の男、この四人だった。袁紹は彼等と会っていたのだ。
「では貴方達は私の軍に加わるのですね」
「そうだす」
テムジンはその通りだと話す。
「匈奴の人達が降るのならわす達もだす」
「その通り!」
マルコが大声で話す。
「宜しく頼む!」
「え、ええ」
袁紹はその大声にいささか引いた。左右の田豊や顔良達もだ。
「わかりましたわ」
「かたじけない!」
「最初草原にいて何かと思ったがな」
「はい、確かに」
ホアとほたるが話す。
「匈奴の旦那達にはよくしてもらったよ」
「いい人達ですよ」
「そういえば降れば」
「奴等大人しいですよ」
顔良と文醜も袁紹に話す。
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