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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
452部分:第三十六話 親父達、新たに加わるのことその十

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第三十六話 親父達、新たに加わるのことその十

「我等生まれた頃より馬に乗っております」
「そして弓にも慣れております」
「その言葉信じさせてもらう」
「そして貴方達は」
「どうされますか」
「知れたこと。暴れさせてもらう」
 柴舟が楽しげに笑って話した。
「こういうことは親父狩り狩りで慣れておるわ」
「親父狩り狩り?」 
 兵達はその聞き慣れない言葉にいぶかしんだ。
「何でしょうか、それは」
「一体」
「要するにあれじゃ」
 柴舟がその彼等に説明する。
「年長者を襲って金を巻き上げる不届きなガキ共がおってのう」
「そういう奴は何処にでもいますね」
「全く」
 兵達はそうした者達を嫌っているようだった。
「そうした連中は容赦なく成敗するべきです」
「袁紹様もそう言っておられます」
「そしてわしはじゃ」
「そうした不届き者達を成敗している」
「そういうことですね」
「そうじゃ。糞ガキ共を日々叩きのめしておる」
 随分と物騒な話である。
「だからじゃ。こうした大人数相手にはじゃ」
「慣れている」
「そうなのですね」
「わしもじゃ」
 それはタクマもだった。
「ヤクザ者の事務所によく単身突入したものだった」
「ならず者の溜まり場にですか」
「そこに御一人で」
「それも修行のうちじゃ」
 これまた随分物騒な修行であった。
「だからこうした状況も慣れておるわ」
「無論私もだ」
 ハイデルンも同じだった。
「この程度のことではだ。どうということはない」
「何か凄い人達だな」
「そうだな」
「頼もしいというか何というか」
「怖くもあるがな」
「ははは、それではじゃ」
 柴舟が笑いながら話す。
「戦うとしようぞ」
「うむ、それではな」
「今からな」
 こうしてだった。彼等はその謎の一団と戦うのだった。まずはだ。
 タクマがだ。彼等の前にさっと来てだ。そうしてだった。
「虎煌拳!!」
 手から気を放ってだ。それで白装束の一人を吹き飛ばした。
 そのうえでだ。両手を前に出し。
「覇王至高拳!!」
「ぐふっ!」
「うわっ!」
 今度は数人単位でだ。敵を倒す。そのうえで言うのだった。
「さあ、これからぞ!」
「そうじゃ、わしもいるのだぞ!」
 柴舟はだ。足元に炎を繰り出したのだった。
「どうじゃ!闇払いじゃ!」
 その炎で白装束の者達を焼くのだった。彼は続いてだった。
 敵の中に飛び込み。そのうえで拳に炎を帯びさせて闘っていく。
「ボディがら空きじゃ!」
 こう言いながらだった。そしてハイデルンもだった。彼は。
 鎌ィ足を出しそれで倒していく。しかも。 

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