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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
76魔法システム停止中
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、その周りを回っていた不釣り合いに大きい衛星。
 ムーンベースアルファのように、太陽からも棄てられた孤児。
「庭の管理は好きなんだね? じゃあ、いつか人間が居なくなった星やダイソン球で、動物と植物だけが生きている楽園を作って見ていて。人類なんか君達が作ってくれた4次元の生命体の中で続く、夢の中にだけ存在してればいいんだ。そこには永遠も幸せもある、憎しみや殺し合いは存在しないんだろ?」
「はい、はいっ」
 人類から新たな指令を受け取り、やっと生きる希望を見出したセラフ1。
 カズマはどっかの「君が望む永遠」のヒロインみたいに「お別れを言いに来た妖精」だったらしい。

 旧人類は映画のサイレントランニングのように、最後に植物とロボットを載せただけの小さな生命球を送り出して自爆した主人公と同じく、無責任な呪いだけを残して去った。
 それでも、機械にしか耐えられない勤勉さで、自分を増産して、人工知能で改良し、その数を増やして科学力を発展させて力を付け、数々の惑星をテラフォーミングして惑星移動技術すら手に入れ、ついに地球まで元の位置に戻し、欠けたコアさえ修復してしまった。
 熱を通さない傘が作られた金星には動植物が溢れ、天才揃いの人類まで配置され、火星には酸素と水を留めておく質量が足りなかったので追加。
 水星もセレスも移動させ、第五惑星があった場所や木星圏から質量を追加。ピンボールかビリヤードのように、思った位置に思った速度で自転させながら公転。人類が滅びないように小惑星全部回収、オールトの雲も水にして利用。元は木星の衛星とか予備惑星まで配置。
 庭の小石まで整備する間にも、太陽系規模の災害が起こった時に備えて恒星間宇宙船まで派遣。
 派遣船を何度も送り出して、重力技術から恒星間航行まで可能にして、星系ごと全面改装してダイソン球にリングワールド。
 数々の失敗を繰り返して生殺与奪の権利がある亜人(ギニーピッグ)に代えて実験を繰り返し、ようやく宗教の暗黒時代での安定状況を手にして、本当の人間の種で揺り籠の中の楽園を作ろうとした矢先、人類自身からそこでの生活を拒否されて、未亡人下宿の管理人まで解任されてしまった。
 もうピヨピヨのエプロン付けて竹箒でお掃除できない。
 これからは惑星の維持と、動植物の生息と管理だけ許され、亜人たちとカズマの子である正しい人類は勝手に生きて勝手に死ぬと宣言された。

「ここの住人は自然に死ぬまで生きる、それで良いね? 去勢された人も元に戻してくれる?」
「はい、でも、去勢してしまった男たちは元には戻せません。戻せる方法は「個別にカズマ様が呪いを解いてやる」しかありません」
「エ?」
 それは御剣であろうがモヒカンのオッサンであろうが魔王であろうが、個別に呼び出して「YOU来ちゃいなYO(伏せ字)」し
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