ガンダムW
1750話
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少しだけ高まった、相手パイロットへの期待感が一気になくなったのを感じ、こっちに向かって真っ直ぐに向かってくるリーオーを回避すべく真横に移動する。
ウイングゼロでもこのような真似は出来ないが、ニーズヘッグの場合はヒュドラにスラスターと機能が限定されたテスラ・ドライブがあるので、フレキシブル・スラスターとしても使用が可能だった。
勿論それが出来るのは俺が混沌精霊でGに対する強い抵抗力……というか、魔力の関係しない物理法則は無視出来る為だ。
ともあれ、いきなり自分の目標だったニーズヘッグが消えたレディ・アンのリーオーは、そのまま真っ直ぐ、俺と入れ違いになるような形で後方に飛んでいく。
恐らく決死の覚悟でこっちに向かって来たんだろうが……狂信者に構っていられる程、こっちは暇じゃない。
そもそも、そういう奴には関わり合いたくないというのが大きいしな。
レディ・アンをスルーして、そのまま真っ直ぐにトレーズの方に向かっていく。
向こうの方でも、俺が近付いてきているのは分かっているのだろう。攻撃は一旦止めてこちらを待ち受けている。
メギロートやバッタ、シャドウも、俺がこの機体に用事があるというのは分かっているのだろう。トールギスUに対する攻撃を止め、他の敵に対しての攻撃を開始した。
「トレーズ・クシュリナーダ。もう勝負はついた。この辺で降伏してはどうだ?」
『残念だが、それは出来ない。まだ戦争の悲惨さというものを世界に見せつけてはいないのだから』
やっぱりそれが目的か。
原作でも最終的にはそれが目的だったしな。
「一応、お前には貸しがあったと思うんだがな」
『貸し?』
「ああ。……そう言えば、俺が乗ってる機体の説明をしていなかったな。この機体はシャドウミラーのフラッグシップにして、象徴。……嘲笑する虐殺者の名を持つ、ニーズヘッグだ」
そう、告げるのだった。
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