暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1749話
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いだろうが……ぶっちゃけ、シャドウミラーの実働班の能力を考えれば、エピオンシステムを使っても使わなくても能力的には大して変わらない気がするし。
 それこそ、素の状態でエピオンシステムを使っている状態と同じような戦闘力が発揮出来るだろう。
 その上、通常よりも消耗が激しく取り扱いにも注意が必要となれば……その辺りは使わない方がいいのは間違いない。

「とにかく、お前の負けは確定したんだ。なら……見苦しい真似はしないで欲しいな」
『……いいだろう』

 へぇ。もうちょっとごねるかと思っていたんだが、予想外に向こうは素直に降伏に応じてくれた。
 もしかして、まともに戦って負けたというのが大きかったのか?
 どのみちこっちにとっては運がいい。
 ともあれ、エピオンは確保しておく必要があるか。
 メギロートで運ばせる……いや、それだとトーラス辺りに撃たれる可能性があるな。
 やっぱり無難に空間倉庫に収納しておく方がいいか。

「ライトニング・カウントの異名を持つゼクスだ。その言葉を信じさせて貰おう。……まずはコックピットから出ろ」

 そう命じ、ツインバスターライフルを構えたままエピオンから距離を取る。
 この状態であれば、例えゼクスがヒートロッドを使ってこようともその前にこちらが行動に移る事が出来る。
 向こうも当然それは分かっているのだろう。
 大人しくコックピットから姿を現す。
 エピオンシステムを使うためのヘルメットをしているが、そういう面ではゼロシステムの方が効果は上なのか?
 いや、寧ろ単純によりパイロットがエピオンシステムに集中出来るようにという事でこうしたのかもしれないな。
 ともあれ、ヘルメットを脱いだゼクスを確認すると俺もそのままコックピットから姿を現す。

「っ!? 何を?」

 ゼクスも、こうして俺がコックピットから姿を現すというのは予想外だったのだろう。
 見て分かる程に驚愕の表情を浮かべて俺を見ていた。

「ちょっとやっておくべき事があってな。……ヘルメットを」

 そう告げると、ゼクスは無言でヘルメットを俺に放り投げる。
 一応エピオンシステムの要なんだから、もう少し大事に扱えよ。
 そう思いながら、エピオンのヘルメットを空間倉庫の中に収納する。
 いきなり目の前でヘルメットが消えた光景に、ゼクスは大きく目を見開く。
 まぁ、空間倉庫とかについて話は聞いていても、実際に目の前で見るのは初めてなんだし、しょうがないか。
 続けてエピオンの側に移動し、装甲に触れてそちらも収納する。

「これは……」

 再度出てくる驚きの声。
 ヘルメットの時よりも大きな驚きは、ゼクスにとっても当然か。
 いきなり自分の目の前でMSがそのまま姿を消せば、驚きもするだろう。

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