ガンダムW
1749話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
つい先程って事ではないような気がする。
恐らく数日……もしくはもっと前に繋がっていたんじゃないだろうか。
その辺、後でレモンに聞いてみた方がいいだろうな。
『そっか。……そっか』
一度納得の声を上げ、続いて再び納得の声を上げる。
綾子にとって……いや、凛と綾子の2人にとって、ホワイトスター側のシャドウミラーというのは、色々と思うところがあるのだろう。
その気持ちは分からないでもない。
自分達以上に長く付き合ってきたレモンを始めとして、他の恋人達がホワイトスターにはいるのだから。
「ま、そこまで深く考えたりする必要はないと思うけどな。……とにかく、今回の一件が終わったら、凛と綾子の2人もホワイトスターに来るんだ。なら、今から固まっていてもよくないだろ」
『それは分かってるんだけど……どうもね』
口籠もる綾子だったが、レモンを含めて俺の恋人達は他の相手を受け入れることに対して拒否感のようなものは基本的にはない。
俺の名前を笠に着て好き勝手やるような相手であれば、話は別だろうが。
「ともあれ、ノインは捕らえて連合軍に引き渡してくれ。こっちもやるべき事をやったら、すぐに合流する」
『分かった』
そう告げ、綾子との通信が切れる。
他にも何人もから通信が入っているが、今はそれに関わっているような余裕はない。
まずやるべきなのは……
「聞こえているな、ゼクス・マーキス。お前の負けはもう覆せない」
『……ならば、何故殺さない?』
数秒の沈黙の後、ゼクスからの通信が返ってくる。
映像モニタに映し出されたのは、血を流しているゼクス・マーキス……いや、仮面を被っていないのを考えると、ミリアルド・ピースクラフトと呼ぶ方がいいのか。
「こっちにも色々と理由があるんだよ」
別に人の命を奪いたくないとか、今更そんな綺麗事を言うつもりはない。
そもそも、俺の手は既に人の血で真っ赤に染め抜かれている。
それこそ、直接的に俺より人の命を奪ったような者は様々な世界を見渡してもそう多くはないだろう。
……勿論、国の最高指導者とかが命令して戦争を行い、それで死んだ者の数とかを入れるのであれば話は別だろうが。
ともあれ、現在の俺の興味はゼクスという人間よりもエピオンに移っている。
既にホワイトスターとも繋がった以上、こちらとしてもエピオンの重要度は以前俺が考えていたよりも上がった。
まぁ、そういう意味では現在空間倉庫の中に入っている各種MSとか、ガンダニュウム合金とか、そういうのも重要になってくるのだろうが。
エピオンシステムの方は……まぁ、暴走する危険性を考えるとそう簡単に採用はできないだろうが。
シャドウミラーのメンバーであれば暴走する可能性はそう多くはな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ