0089話『初期艦の七夕の願い』
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してくれました。
嬉しいのです。
そこで私はとある人を探しました。
その探している人物は背が高いのですぐに見つかりました。
「大和さん! 少しいいですか!」
「あら……? 電さん、どうしました?」
「はい。ちょっと肩車をしてほしいのです」
「ふふ。いいですよ。短冊の内容を見られたくないんですか?」
「それもあるのですが願掛けも込めたいので一番高い場所に飾りたいのです」
「わかりました」
それで大和さんは笑顔で承諾してくれたので私は肩車をしてもらい一番高い場所へと短冊を飾りました。
そこに書かれている内容は……。
『いつまでも司令官さん達と一緒にいたいのです』
そう、私は書きました。
この願いがいつまでも続きますように……。
その時でした。
空に一条の星が流れたのは。
「綺麗なのです……」
それで私は手を合わせて心の中で再度お祈りをしました。
でも星はもう消えちゃったけど願掛けにはちょうどよかったのです。
「大和さん、ありがとうなのです」
「いえ、このくらいならお安い御用ですよ」
大和さんにお礼を言った後に司令官さんのもとへと向かっていって後ろから腰に抱きつきました。
「おっと……どうした、電?」
「司令官さん、これからもよろしくお願いしますなのです」
「ああ。来年もきっとみんなで色々な行事をしていこうな」
「楽しみなのです」
私の願い事は常に叶い続けているのです。
この尊い日常を壊さないためにも頑張るのです!
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