第55話<侮れない艦娘>(改1.2)
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の墓参が……いや、そもそも着任して君たちと出会った当初からだな」
『あぁー』と、一同頷く。
「日向や北上は面識があったけどな。その次は青葉さんに救われた」
「えぇ? 別に助けてないですよ」
青葉さんが反応する。
「いや、そういう意味ではなくて」
ここで全員大爆笑。
「艦娘の部隊という状況に緊張していたんだ。もちろん比叡や金剛の明るさ、それに利根のストレートさ。山城さんや五月雨の純粋さ……」
ここで二人はうつむいて赤くなっている。
「そして要のように締めてくれる龍田さんに祥高さん」
「あらぁ、やだ」
龍田さんはそう言いながらも微笑んでいる。
すると私の脇を突く者。
「ああ、お前もな。寛代……」
そこで私はグラスを手にした。艦娘たちもそれに倣う。
「艦娘と指揮官の距離、それはどうあるべきかと思っていた。だが今日実家に来て分かった。私は美保鎮守府を一つのファミリーにしたいと思う。この墓参はその第一歩だろう」
「……で?」
また北上。
私は苦笑する。
「まぁ、人前で話すのは得意じゃない。まとまらないが美保鎮守府の発展を願って乾杯と行こう」
その言葉を合図に全員が立ち上がる。
「では、乾杯」
『かんぱーい』
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