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詩集「Variationen」
回想的後書き
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 この詩集を読んで、皆様はどんなことを想像したのでしょうか?
 これは西暦2000年から書いていたものを纏めたもので、本人は本当に詩人になりたいと思っていました。
 今でも諦めてはいませんが、なかなかどうして才能がありません。
 このタイトルにある「Variationen」はドイツ語で「変奏曲」を意味し、謂わば自分を皮肉ったもの。一つのものを変奏してゆき、まるでいくつもの詩をつくってゆく…ようは「同じようなもの」しか作れないという意味でつけました。

 これを書いていた時期は本当に恋をし、報われずに終わったことも事実としてあり、かなり辛い日々を送っていました。
 しかし、それを書くことにより、なんとなくではありますが、肉体と精神のバランスをとっていたのかも知れませんね。

 この詩集はここに書かれるまで、その大半は浄書することもなく段ボールへと無造作に放り込んでました。それを取り出して改編しながら、また時に新しく創作しながら書いてゆきました。
 大半は五年間住んでいた埼玉で書いたもので、それを読み返すのは懐かしくもあり、そして寂しくもあり…。
 今は故郷の新潟でこうやって書いているというのは、なにやら不思議な気分です。
 好きになった人や情景、それらはいつになっても忘れられないもの。
 それを忘れたいと思う時期もありましたが、今は違います。
 いつまでも大切にして行きたい…そう思っています。
 この拙い文字の羅列を読んで下さった皆様に、深く感謝致します。
 どうか皆様が幸せでありますように。

 優しい人が傍にありますように…。



 § § § § §


 この後書きは、別サイトで書いた後書きで、現在は新潟から離れ、再び埼玉へ移り住んでおります。

 不思議なものですよね…この埼玉でも好きになった人がいましたが、もう会うことはありませんし、新潟には戻ることもなく、新潟で好きになった人にも二度と会うことはありません…。

 時間は確実に過ぎて行きます…人の想いなど知らん顔で…。

 私は同性愛者なので、もうそれを否定して生きる気もありません。
 人なんていつ逝くか解らない…故に、少しでも自分を偽らずに生きてみたいと思います。

 これは同性愛とか関係なく…みんな同じかも知れません。

 好きになった人に…想いを告げることさえ出来なければ、きっと後悔してしまう…。

 性格も容姿も体格も歳も…性別さえも関係ない。

 恋すること…愛することは…もっと自由なもの。慈しみや情がそうであるように…。

 私はいつも思っています…この世界、大人なんていない。

 人間は百年足らずの命です…そんな刹那の時間で、絶対的なものなんて見つけられようもない。

 だからこそ…古い詩
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