暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1748話
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撃を回避し……エピオンのバランスが崩れているのを見て取る。
 いやまぁ、当然か。
 向こうにしてみれば、左肩を破壊された状態のままで強引にその動きを止め……そこから更にビームソードを強引に振るったのだから。
 特にビームソードの一撃は、ゼクスにとっては最大のチャンス。
 出来ればここで決めたい。そう思ってしまうのは当然だろう。
 だが、その反撃は失敗した。
 それどころか、現状でバランスを崩しているエピオンは俺にとって最高の隙でもあった。
 そのまま足払いを仕掛け、エピオンを地上に倒す。
 当然向こうも大人しく攻撃をされたままにはならず、何とか回避しようとしたが……幸いにもと言うべきか、エピオンのバランスを崩した動きというのは、ここでもゼクスの足を引っ張った。
 考えてみれば当然なのだが、幾らゼクスがエピオンシステムを使って機体を手足の如く動かしていても、機体はその動きに完全については来られない。
 いや、システムの方でついていかせようとは考えているんだろうが、そこにはかなりの無理がある。
 これが普通なら、そこまで機体を酷使する必要もないのだろう。
 だが、今回の場合は相手が悪かった。
 エピオンと同じくらいの性能を持つ、W世界の中でも屈指の機体。
 それを相手にして、機体がシステムについてこられず……結果として、今の状況になっていた。
 即ち、ツインバスターライフルの砲口をエピオンに突き付けているという光景に。
 そのうえ、エピオンの胴体をウイングゼロの足が踏みつけ、動きを固定しているという状況に。

「降参しろ、お前の負けだ」

 接触回線で、ゼクスに向かってそう告げるのだった。
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