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転生とらぶる
ガンダムW
1748話
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とあっただろうが。

「それにしてもよくこの世界の座標を特定出来たな。……まぁ、色々と聞きたい事とか言いたい事はあるけど、今はこの状況を……ちっ!」

 一旦距離を取ったのはいいのだが、メギロートの登場に動きの止まっていたエピオンが再び動く。
 勿論攻撃をするのはメギロート……ではなく、俺だ。
 真っ直ぐにこちらに向かってビームソードを振り下ろしてくる。
 その一撃をビームサーベルで受け流しながら、映像モニタに映し出されているレモンに声を掛ける。

「それで、このW世界に派遣した戦力はメギロートだけか? いや、それで十分助かってるんだが……なっ!」

 袈裟懸けに振り下ろされたビームソードの一撃を、背後に跳んで回避する。
 映像モニタのすぐ前を、ビームソードの先端が通りすぎていく。

「少し、離れてろ!」

 マシンキャノンを使って牽制しながら距離を取り……左手のツインバスターライフルの砲口を向ける。
 ツインバスターライフルが動いた時点で、既に危険だと察知していたのだろう。
 エピオンは即座にその場から飛び退る。
 そうして放たれた巨大なビームは、再びエピオンの先にいたMSを数機纏めて消滅させていく。

「とにかく、手伝いを頼む。詳しい話は後だ!」
『そうね。……もう少しすれば実働班の面々も出撃させられるけど、どうする?』
「任せる。ただ、俺と戦っているこの機体には手を出させないようにしてくれ」
『分かったわ。けど……まさか、そっちの白い方にアクセルが乗っているというのは、驚いたわね』

 どこか笑みを含んだ声でそう告げ、レモンの通信は切れる。
 ……まぁ、基本的に俺が乗ってるのはどこかラスボスっぽい雰囲気を感じられる機体のニーズヘッグだしな。
 それに比べれば、このウイングゼロはどこからどう見ても正義の味方といった機体と言ってもいいようなカラーリングだ。
 とてもではないが俺のイメージではない。
 そしてウイングゼロとは違い、エピオンは黒と赤を基調とした機体であり、そういう意味では俺の好む機体色だ。
 何も知らない状況でこちらの状況を見た時、レモンを含めてエピオンの方に俺が乗っていると判断してもおかしくはないだろう。
 それでもウイングゼロに俺が乗っていると理解したのは、機体の操縦の癖を分析した為か……それとも愛か。
 ともあれ、こちらの動きを警戒しているエピオンの様子に笑みを浮かべる。
 まぁ、未知の勢力がいきなり戦場に乱入してきたのに、こっちは全く動揺した様子も見せないんだし、そりゃあ警戒するか。

「サリィ、聞こえているな?」
『アクセル代表!? 何故いきなり通信を切るような真似を……』
「違う、あれは別に俺が通信を切った訳じゃない。……とにかくだ。ノベンタに連絡してくれ。
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