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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
2,学園の母
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ガララッ、とドアを開けて生物実験室の中へと入って行く茨音さんに引っ張られるままに春も生物実験室の中へと入ってみる。

「…わ」

人体模型…だ。

生物実験室は理科の教室よろしくの、目玉が飛び出たリアルキモい人体模型や、ホルマリン漬けにされた蛇やネズミの死骸や、猫や鹿などの動物の頭部ばかりある骨や、蝶や蛾などの昆虫標本、などなどが部屋中にインテリアっぽい感じで置かれていた。

部屋の中央には木製の縦長机と木製で正方形の形で背もたれがないタイプの椅子が置かれている。
ドアから縦長机を挟んで向かい側に、大きなホワイトボードが置かれていて、そこになにかを書いていた女子生徒が春たちに気づき、振り返って声をかけた。

「いらっしゃ〜い、トモちゃん」

餡子姉(あこねぇ)、ちわっす!」

「……ッ!」

あ、あの人は!! 雷に撃たれたかのごとく、春に衝撃がはしった。なぜなら目の前にいる女子生徒は、諷焔(フンエン)学園のお母さん、地母神、女神、と呼ばれ崇拝されている、小林(こばやし)餡子(あこ)先輩だっただからだ。

小林先輩といえば、艶やかで日光が反射してる、腰まで伸びた黒髪、トロンとした垂れ目と右目の下にある泣きホクロ、白い肌にほんのりピンク色の頬にプルンプルンの唇、大和撫子と呼ばれる日本の女性代表みたいな外見
そして小林先輩を語るうえで絶対に忘れちゃいけないもの

『ばい〜〜ん』

あの胸だ! あのうらやま…けしからん胸、学園の母と呼ばれる由縁だ。なんとバストサイズは驚異のEカップだそうだ。ファンクラブ会員調べなので確かでしょう。

「……」

たとえ女の子でも、あんな大きな玉が二つああったら釘付けになるぞ。つい、自分のと相手のを交互に見てしまうのだ!

「あらぁ〜その子はトモちゃんのおともだちかしら〜」

「はい、ですですっ!」

えっ……友達!? 茨音さんに即答で友達と言って貰えて、驚きつつ嬉しい春。

「【生徒会捜査部】の救世主でもあるんですよっ」

「まぁあそうなの〜? 嬉しいわ〜、ようこそ【生徒会捜査部】へねぇ〜
 私ぃは〜、三年の小林 餡子よ〜、本当のお姉ちゃんだと思って甘えていいからねぇ〜」

と軽く自己紹介した後、小林先輩はギュッと春を抱きしめた。

「むぐっ!?」

初めはなにが起こったのかわからなかった。突然視界が真っ暗になって、ナニか柔らかいモノが顔全体を包み込んだ。
これは…なんだ…この感触/感覚…懐かしい…かも? これは…お母さん…?
数秒思考を巡らせてみたら解った、今私は小林先輩の腕の中もとい胸の谷間に挟まれている状態みたいだ。

すごい姉オーラの持ち主だ……私も一応お姉ちゃんなのに全然違う…これが地母神の力?

小林先輩の
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