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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
2,学園の母
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抱きしめられていると、なんだか安心する……というより息が…出来ない…眠たく…なって…き…た…

「餡子姉! 駄目っ絞め過ぎ!! 風月さんがー! 風月さんがァァ!!」

「おねんねかしら〜?」

「違うから!」

ガラララドシャンッ!

「眠り(はる)を起こすには王子(あやの)様のチッス! よし、ボクの出番…「会長は引っ込んでてください」

ガラッドン。

颯爽と再登場した、中原会長であったがまたしても茨音さんに足蹴に扱われ生物実験室を追い出された…。



***

数分経過…。

「ん…」

「あっ起きた」

「オハヨーさんっ」

春が目を覚ますと、茨音さんと会長が同時に顔を覗き込む、おはよう…? 私寝てた? まだ寝ぼけているみたいで頭の中がはっきりとしない。

「おはよう〜眠り姫ちゃん、ちゅっ」

「/////!?」

な…に…されたの今…? そうだ整理しよう、何が起こったのか一個一個、整理しよう。
まず気が付いたら小林先輩の顔が真上にあって…その顔が近づいてきて…おでこに柔らかい感触が…軽いリップ音が…

「ずっりぃーよ、ころねぇ! ボクも眠り姫チャンとチッスしたいィィィ!!」

え…? チッス? …チッスってなんですか? チッス…チス…チ…ス……ってまさか////

カァーと顔が熱くなる。そして

「プシュ〜」

「風月さんっ!?」

「おぉ…頭から湯気出して倒れた」

「まあウブさんだったのね〜」

「「………」」

春はまた倒れた。




                              続く



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