暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第11話 対話と契約
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
?」

「モモは確かに武神って呼ばれるくらい強かった。負けなしで、人前ではカッコよく見せたくては可愛い女の子をナンパしたり……」


思い出せば、今のなのはのように、モモとはいつでも一緒だった。鍛錬ではともに競い合い、遊ぶときはモモの方からかまえとせがんできたり……


「けど、そんな今の関係が壊れるのを恐れて前に踏み出せなかったり、自分より強い相手がいないがために孤独になったり」


本当は誰よりも人間らしくて、誰よりも危なっかしい女の子、それが俺にとっての川神百代の、モモの姿だった。


「それにな、俺がモモを好きになったのは、そんなところをひっくるめてなんだ。そんな俺が、モモの事を信じないでどうする?」


誰よりもモモを愛し、信頼し、共にいたいと思った。だから、最後の瞬間でさえ、俺が死ぬとわかっていたあの時でさえ、モモのことを信じれたから確証できた。
きっとモモなら大丈夫だ、と。

だから今を生きれる。
昨日を、過去を後悔せずに、前へ進めるんだ。


「……さて、ここまで俺の話を聞いてくれてなんだが、1つ提案があるんだ」

「提案?」

「ああ。」


俺と組まないか、新米転生者君?





転生者side

あいつから提案されたのは、思いもよらないものだった。
今は少し考える時間が欲しいからということで、今は部屋に俺とスパーダしかいない。
転生者同士が協力することは小説ではあることだが……


「どうする?スパーダ」

「フム……悪い条件ではないな。衣食住とマスターの能力強化などを約束してくれることを考えるならば、破棄するには惜しい内容だ」


隣にいたスパーダは賛同してくれているようだ。確かに悪くない。実際にあいつとの戦闘でわかった。俺は弱い。
もし、このまま原作に介入するなら、俺はまだまだ強くならないといけない。


「信頼、か……」


俺はそれを手に入れる事が出来るのだろうか?前世での俺の失敗を考えると不安になる。


「マスター、君に1つアドバイスをしておこう」

「なんだよ?」

「信頼と信じるということは、似ているようで違うぞ。もし信頼が欲しいなら、相手をまず信じることだ。疑いの目で見るような相手を誰が信じるというのだ?」

「……随分とアイツを信用してるな?」

「なに、でなければ彼はあの時に私達を殺していただろう。……彼が前世でやれたのは、相手を信じていたからだろうな。愛する者を信じ、信じ抜いたからだろう。当たり前だが難しい……しかし、だからこそ彼が強くなれたのだろうな」


スパーダの話を聞いて俺は再びさっきのアイツの顔を思い出した。
確かにアイツは嘘は言ってないと思う。


「信
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ