暁 〜小説投稿サイト〜
〜仮面被りし幾重の使い魔〜
赤い髪の俺の未来のご主人様で少女
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から、しなさい。もう一度、『サモン・サーヴァント』をするということはどういうことなのか。分かっていますか?」

「・・・」

赤毛の女の子は暫く黙り込んだ。

すると、こちらのほうまで歩いてきて、なんということだろうか。

俺にキスしたのだった!?

わりと短めのキスなので早く終わったが、周囲の男子諸君から殺意の視線を感じる。

たぶん、この子はこの学校か何かのマドンナかなんかなんだろうなァ。

ううむ。

すると、何故か俺の手のひらが光りだした。


「これは・・・・なんだ?」


俺が思わず呟くと、手のひらには奇妙な形の紋章が現れていた。

カタナと仮面が交差(クロス)してるものだといえばいいのだろうか?

某海賊漫画の海賊旗、みたいなものかな。

それが現れた途端、教師っぽい人は俺の手のひらをまじまじと見つめ、メモを取り出した。


「はい、少し失礼しますね。・・・ほうほう、珍しいカタチのものですね。なんでしょうね、このルーンは」


「先生、そんなに珍しいものなんですか?彼のルーンは」


女の子がその教師っぽい人に尋ねる。

うーむ、ここはホ○ワーツ魔法魔○学校?

それっぽいだけなのかもしれないけど。

「ええ。これは、ひょっとすると・・・。・・・いや、今は言うことも無いでしょう。おそらく、彼は火属性だと思われます」

教師の言葉に女の子は飛び上がった。

「先生、それは本当ですか!?彼は普通の平民にしか見えませんが・・・」

失礼な奴だ。

平民平民って。

「そういうことです、ミス・ツェルプストー。とりあえず、今日のところは彼を連れて行きなさい」


「はい、分かりました。・・・ほら、行くわよ、そこのあなた。」


俺は引き摺るようにしてその場所を後にした。


つか、ここはどこだろう。

誰か教えてくれ。
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