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詩集「Variationen」
見えない月を探して

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哀しみの色隠して歩く夜は
寂しく辛い夜空を見上げる
星の一破片(カケラ)も見付けられず
すれ違う気持ち埋められない

こんな毎日が続くなら
こんな思いするのなら
僕の人生って何なんだろう…

見えない月を探し出して
きみのこと見つけたい
押さえ切れない心…伝えたいよ
見えない月を探し出して
抱き締めたい…いつまでも
全ての時を氷らせて…ずっと…

星の声 天(ソラ)から降り散る幻
傍から聞こえる優しい旋律
瞳を閉じて感じられた魂(ココロ)
少しくらい泣いてもいいよね?

いつものように静かな夕べ
形のない風追いかけて
無邪気なままでいれたら良かった…

見えない月を探し出して
あの日の夢を話したい
叶えられなかった光…きみへと…
見えない月を探し出して
きみの笑顔 心に映す
ただ優しい面影が想い出に香る

人間(ヒト)は小さなものと思いませんか?
無慈悲に過ぎる時間(トキ)は平等で
そして全てを奪い去ってゆく…

見えない月を探し出して
きみのこと見つけたい
物語を重ねてる訳じゃない
見えない月を探し出して
月明かりの中の君の手を
もう二度と離さないように

永遠に…




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