57女子陸上部崩壊
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
その頃の名雪、女子陸上部部室ロッカー
名雪も百合熊会のメンバーで舞の妹。祐一を介すると義理の妹のような物で、血は繋がっていないが従姉妹とも呼べないことも無い。
舞から見ると栞のように盃を交わしたような義兄弟?で舎弟でもないが、左手の舞の人格の時はガッツリ攻め属性で、ねこさ〜んで癒し系で「たれぱんだ状態」の名雪とはピッタリ波長が合ってしまった。
舞の本妻の佐祐理からすると浮気になるが、昨日の夜は本気で犯されてしまい、現在一弥がお腹に居て妊娠できない佐祐理に代わって、祐一*舞の子供になる受精卵を託されてしまった。
純ケツの妖狐で、舞のように半年先が見えない状態でもなく、血と妖力が半分重なる弟との子なので、人間のような遺伝的な心配をする必要はなくとも、血が繋がった母体で育てると問題もありそうな気がして、この世で一番安全な名雪に託した。
妖狐なのでどんな状態でも浄化されて、ハーフと純ナマの子でも、人間部分を消されて修復されて誕生できる。
禁断の?イザナミとイザナミの合体で愛し合った子でもあり、悪魔リリスとアダムの子を、リリスに犯されたイブが受精卵を託されて生む、非常にややこしい状況になった。
部室のロッカーで奥に立ち、部員に話しかける名雪。
「あの、みんなごめん、妊娠しちゃった」
「「「「「「「「「「ええ〜〜〜!?」」」」」」」」」」
現代のように女子生徒の妊娠には寛容ではなく、出産まで体育を休ませて貰うとかそんな状況でもなく、陸上部の部長が妊娠などという前代未聞の不祥事を起こすと、お家取り潰し、陸上部廃部の危機すらあった。
校則で色付きのリップクリームすら禁止、ワンポイントの柄がある靴下も、ソックタッチも禁止、という意味不明の時代の名残があった前世紀。
「誰の子だよ? お前陸上部潰す気かよっ?」
副部長でもある名雪のライバル、仲も悪いと言うか、選手や部長に抜擢された名雪が気に食わなくて、何事でも色々と噛み付いてくる女が真っ先に名雪を糾弾した。
「うん、川澄さんと祐一の子」
「「「「「「「「「「ハア?」」」」」」」」」」
物理的と言うか、女性の性機能に舞のような長い栗と栗鼠も、他人に自分の受精卵を植え付ける機能は無く、受精すればそのまま子宮に着床し、本人がお母さんになるが、いつものように舞だけ異常なので、自分の受精卵を放出して名雪を妊娠させた。
「そんな訳ねえだろっ? 女が女妊娠させる? お前が従兄と直接ヤって妊娠したんだろうが? そんなの学校中に知れ渡ってるんだよっ! はっきり言えよっ! 相沢もここに呼び出して土下座させろっ! お前は今すぐ退部届出して退学してここから出て行けっ!」
副部長は妖狐関係者では無いので、陸上部にまで草入りしている関係者から見ると「名雪様が憎いだけで、よくぞそこまで言い
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ