ガンダムW
1747話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
子がノインを抑えるので、五飛達はトレーズ派のMSと戦うだけだ。
ただ、一応連合軍でピンチになっている場所があったら積極的に介入するようには言ってある。
MDだけではなくMSも結構出ているので、パイロットの損失を出来る限り避けたい為だ。
その辺りはいざとなればカトルが指示を出すだろうから、特に心配はしていないが。
ともあれ、天使の如き翼を持つ……ある意味俺とは正反対のウイングゼロを駆りながら、戦場に向かう。
空を飛ぶMSとしてエアリーズやトーラスといった機体があるが、とてもではないがウイングゼロに追いつく事は出来ない。
スーパーバーニアを改良されているトールギスですら、ジリジリと引き離されているのだから、ウイングゼロの速度がどれ程のものなのかが分かるだろう。
そうして戦場の最前線にやってきた俺を出迎えたのは、黒い竜と呼ぶべき機体だった。
空を飛んで真っ直ぐこっちに向かって来たその機体は、次の瞬間にはMSに変形する。
エピオン……トレーズの開発したMSで、このW世界のガンダムの中でもウイングゼロに負けないだけの性能を持つ機体だ。
いや、エピオンが近接戦闘特化であるのを考えれば、その点ではウイングゼロに勝っているだろう。
……もっとも、エピオン最大の特徴にしてメインウェポンのヒートロッドは中距離武装にも匹敵するだけの性能を有しているのだが。
「久しぶりだな、ゼクス。知ってはいたが、どうやら無事にエピオンを入手出来たらしいな」
『アクセル・アルマー……よもや、異世界の存在だとはな。道理で名前を聞いたこともなかった筈だ』
へぇ。俺が魔法を使えるというのは見せたが、別にトレーズに対して異世界の存在であるというのは教えた覚えがないんだがな。
となると、どこから情報を入手したのか……まぁ、トレーズ派がどこまで浸透しているのかというのは、それこそもう考えるまでもない。
恐らくその情報を知る者の中にトレーズのシンパがいたのだろう。
もしくは、それを知っている者の近くに……か?
ともあれ、その辺りはもう予想済みではある。
「正直なところ、この世界にやってくるとは思わなかったけどな」
『……なら、私はアクセルがこの世界にやって来た事を感謝しなくては。……行くぞ!』
その言葉と共に、エピオンは一気にこちらとの間合いを詰めてくる。
手にしているのは、エピオンの動力炉のエネルギーを直接流し込んでいる、ビームサーベル。……いや、エピオンの場合はビームソードだったか。
ともあれ、近接戦闘に特化してるだけあってビームソードの一撃を迂闊に受ける事は出来ない。
勿論その一撃を食らったからといって、ウイングゼロが一撃で破壊される訳ではない。
だが、それでも向こうの方が有利である以上、こちらが不
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ