第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change11:羅刹機人〜Peace and doubt〜
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あの攻撃を喰らってから私の言葉にまったく応じないんだから心配したわ』
スカーレットか…。すまないな俺は目の前が見えなくなるほど激怒していたらしい。
『まあ、暴走しているわけじゃないからいいけど、あなた今の体の現状わかっているの?』
俺は自身の体の損傷率を見てみると、あちらこちらに過重負荷の危険信号が出ていた。
『一時的とはいえあなたの全盛期の力を無理やり出したのだから当然でしょう>何せあなたが全盛期使っていたよりもスペックはだいぶ型落ちしているのよ?』
そうか…だがまさか俺の怒りが頂点に達したときに発動した力。
今思い出せば、『機人』に羅刹ってサイドネームがあったな。
まあ、それはいいだろう。
それにしても……。
俺はカテレアがいた場所であろう場所を見つめる。
『あの女は、消えたわ。文字道理あなたが肉片残さず吹き飛ばしたわ』
いや、カテレアが生きているかの問題じゃないんだ。
―――ただ、俺はカテレアに対して決して嫌悪してはいけないと思っただけだ。
『どうしてかしら?俺ほどあの女に憎悪をぶつけていたのに?』
そうだな…なぜそう思ったのか理由はな、カテレアも世界に歪められたある意味被害者なんだよ。
『それは一体…?』
人…いや、知性と感情を持ち合わせた存在は必ず等しく平等に価値がんが同じなんだ。
そして価値観や、正義と悪それらは生まれた環境によって左右される。
『もしかして…』
そうだ、カテレアは魔王の血筋という価値観を植え付けられた被害者なんだ。
そう、もし魔王の血を受け継いでいるものが静観を望めばこんなことは置きはしない。
ましてはイッセーがこちら側に来た理由を作った張本人…レイナーレだってそうだ。
レイナーレも人に尽くしたい、もっと強大ない力を得て尽くす人に褒めてもらいたい…そんな純粋な一心があの事件を生んでしまったんだ。
だから、敵としては排除もしくは殺す。
だが、決してそいつの生き方は否定してはいけない。
俺はそう心に誓っている。
例外を除けば、この世には悪や正義なんて境界線はない。ただの一個人で人の生き方を否定してはいけないんだ。
『なるほどね…でもその例が言って何かしら?』
まあ、今はいいだろう。それよりもみんなの安全の確認と白龍皇ガどうなっているかが気になる。
『まったく。みんなは大丈夫よ、さっき私が確認したわ。それと白龍皇さんはとっくのとうに逃げていったわ』
そうか、白龍皇を逃がしたのは少し痛手だが、みんなが無事であればいいだろう。
俺はとりあえずクレーターから出るとそこにはイッセーたちや三大勢力の幹部や無事だった護衛兵、羽衣がいた。
三大勢力
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ